こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

家族との会話

2011年06月09日 | 家族のこと


先日、高二の息子と二人で自動車に乗った。けっこう久しぶりで、いろいろと話をした。あとで気がついたのは、最近、家族、とくに子供たちと話しをすることが減っていたということ。
いつの間にか、会話が乏しくなっていた。

もちろん、食事時の一家団欒はあるし、まあ、家族みんな、それぞれよく話すたちだ。

よその人からは、よく、「仲のよいご家族で」などといわれる。


だけど、子供たちが小さかった頃、文字通り手取り足取りいろんなことを教えるように話していた頃と今とでは、全く違う。
あの頃は、自分の生き方こそが見本であると思い込んで、子供にそれを投影していた。

年を経て、それなりに自分でなんでもできるようになった子供たちに、今、そんなことをしようとすれば、私自身の生き方を話すくらいしか、話すことは無い。

生き方なんぞ、意気込んで、いざ話をしようとしても、そんな説教じみた話、誰も聞きたいと思うまい。
自分だって、親からそんなこと今更言われても困る。

子供のことは、親が一番わかっている、などというのは、ある意味ではウソではないものの、ある意味大間違い。ましてや普段からろくに話してもいなければ、何もわからない。社会生活と同じ。

親子の会話、しようと思っても、なかなかできない。
話をする機会があれば、こまめに、積極的にしないと、気がついたときには深い溝ができていたりするかもしれない。


 

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