こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

(仕事で)ウソついて、どうすんだよ。

2011年06月30日 | 日々思うこと、考えること
ときどき、訳の分からない言い方、というのが流行するが、今、私がきらいな言葉が「ホントですか?」
最近の若い人「ホントですか?」ということをホントよく言う。
「(仕事とか指導しているのに)ウソついて、どうすんだよ」と、心の中で毒づいてもしょうがないようで、今来ているナイスガイレジデント君に、こういう言葉を使う若い先生が多くて気になる、ということを相談してみると、「先生、気にし過ぎですよ。そんなに深く考えないで使っているハズですよ」とたしなめられた。
ちなみに、このレジデント君はこれまで私に向かって「ホントですか?」と言い返してきたことはない。


考えてみれば、私も学生時代は、「マジ?」「ウソ?」を頻用していた。
いずれも、主として友人から耳を疑うようなことを聞かされたときに、聞き返すときに使っていた。今でも、ひとりごとで、「サイアク」とならんで、「マジかよ」「ウソだろう?」などと言うこともある。ただ、これらは友人同士レベルの言葉であって、目上の人に、「マジですか?」とか「ウソでしょう?」とは言わなかった。せいぜい、「エ?」っと聞き返す程度だ。

だが、「ホントですか?」は違う。「ホント?」という、友人同士の聞き返しもしくは反論を、目上の人に対して「ですか?」をつけて使っている。丁寧そうに聞こえるが、指導していたり、命令していたりするときに言い返された場合、不服の表明にしか聞こえない。

いつもダメというわけではなく、どうでもいいような雑談中に「ホントですかア?」みたいに返されることもよくある。こういう時は、ほとんど気にならなかったのだが、最近、仕事関係で「ホントですか」をやられることが多くなり、気になり始めた。でも、雑談中のはいくら言われてもOKで、「当たり前じゃない」とか、まともに返答できて、会話は続く。

いずれにせよ、訳のわからない新しい言葉を、よく考えずに使って損をするのは本人なので、気の毒ではある。
とか、なんとかいって、私自身が目上の人に向かって、何も気にしないで「ホントですか?」を使ってないか心配にもなる。

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