朝日新聞で連載中だった筒井康隆の小説 聖痕 が昨日で終わった。
私的には昨日で終わっていたようだ、というのが正しく、今朝、宮部みゆきの新連載を読んで初めて気がついた。
主人公の語りが明日からの次なる展開を期待させるような感じだったので、(了)の字をすっかり見落としていた。
筒井らしい小説で、最後まで楽しませてくれたが、お子さんに挿絵を描かせたのは、筒井もやはり人の親であったかと思える。
夕刊に連載中の松尾スズキの 私はテレビに出たかった も、松尾が一体いつから小説家になったのだ、と驚きながら読みはじめたら嵌まってしまい、朝出かける前、帰って風呂から出たあとの二度小説を楽しんでいた。
毎日、少しずつ読むので、ある意味単行本を4、5日で一気に読むよりは無理がない。
さて、その連載小説だが、連日新聞に掲載されている。ということは、作家は連日分書かなくてはいけないわけで、結構大変そうだ。
私も1000日連続投稿を目指して、毎日記事を書いて頑張っているが、あちらは金をもらって書いているわけで、日々気楽に更新している私とはプレッシャーの度合いが違う。なんせ、書けなくなったら終わりだ。
でも、小説というのは、どこで終わらせてもいいとのことなので、ある程度続けてしまえば、いつ、どこで終わってしまおうが、気にしないでいいのかもしれない。
新聞の一面で、小説が何ページにあるかを確認してから探すが、それがもどかしく開いてみても、なかなか見つからない。小説以外全部広告なんていう時もあり、新聞のごちゃごちゃ感が楽しい。
ネットでばかりニュースを読んで済ませていると、こういった楽しみは無い。
宮部みゆきも嫌いではない作家なのでしばらくの間読んでみようと思っている。

