かつて、他人に対して厳しいというかいじめのようなことをしたことがある人間としては、今の”自粛警察”状態はとても嫌なものに感じる。今でも自分は自粛警察的な感情がある。その証拠に、さっきゴルフバッグを担いだ人が駅のホームにいるのを見て、心がざわついてしまった。でも、先日書いた通り、自粛警察などやったところで、やられた人は被害者意識だけで生き方を変えるようなことは”絶対に”しないのでやるだけ無駄で余計にストレスが溜まるだけだ。注意喚起は必要だけど、過激にはやらないほうがいいと思う。
タバコについては、私も深刻だ。40過ぎまでの20年間、ニコチン中毒でタバコを吸いまくっていたので、おそらく肺はずいぶんダメージを受けていると思う。ここ10数年間はタバコを吸ってはいないので、肺胞上皮はだいぶ改善しているからウイルスそのものによる障害は少ないだろうが、一旦呼吸障害を程したら呼吸不全に陥るリスクは非喫煙者に比べて高くなっているだろう。後悔先に立たず、タバコなんて吸わなければよかった。あと、今タバコを吸っている人(私に言わせると”確固たる喫煙者”)は、コロナによる増悪のリスクが高いということがわかっているのに、タバコの罠にはまっている。それはやめようと思えばやめることのできるニコチン中毒でしかないのにその、中毒にはまっている。さらに、COPD(慢性閉塞性肺疾患)が進行しているのに、それが徐々にしか進まないため、死ぬことがわかっていないのと同様、いざ自分がCOVID-19に感染していないものだから、その辛さ、死の恐怖というのが実感としてわからないだけ。まあ、タバコで命を落とすのは自己責任でもあるけど、医療崩壊の後押しはしないでほしい。

パチンコは十分感染防御対策をしているからいいのかもしれないが、ギャンブル依存症にちかかっ頃を思い出すと、どんどん台を変わるというのはリスクが高いし、玉やコインにウイルスが付いていたらやっぱり感染のリスクは高くなる。そもそも多くの若者が閉門蟄居、外に出ないで頑張っているのに、いい大人がそんなのも我慢できないというのが情けない。大人は大人として若者の模範になろうと思わないのだろうか。かっこいい大人になってくれたらいいのだけど、ダメな人たちなんだろう。パチンコ屋に自粛要請をしてもしょうがないので、景品交換所に営業を自粛してもらったらどうだろうか。そうしたら、8割減も簡単に達成されるのではないだろうか。
居酒屋が早じまいするようになって、おおくの人が家飲みで頑張っている。その代わりアル中が増えそうだと危惧されているらしい。これはこれで困ったものだ。ちなみに、私はほぼ毎日飲んでいるのでまあ、もともとダメなほうだが酒量はあまり増えてはいない。
COVID-19の正体は少しずつわかってきた。なんとか負けずに力を合わせて頑張っていきたい。
大人として