こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

学会からの感謝状

2023年07月07日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
梅雨明けも間近と思わせる空。
土日は天気が崩れそうだが、来週は晴れが続くらしい。
今年もシマトネリコの花がたくさん咲いた。
家を建てた時、いわゆるシンボルツリーとして植えた子だが立派に育って、今や2階のベランダの手すりを越えるほどまでになった。
シマトネリコというのは、庭木として重宝する様で、今の時期あちらこちらで花を咲かせている。
花が終わる前に写真を撮ったら、その向こうの父が遺して隣に移植したヒポクラテス(スズカケ)の木が頭を出していた。

昨日、日本病理学会から感謝状が届いていた。
病理学会はコンサルテーションシステムがあって、診断に困った症例を専門家に頼んで、意見を聞くことができる。
私もコンサルタントに名を連ねさせていただいて、年に数度このシステム経由で依頼を受けている。
私の様な非力な病理医がコンサルタントでいるのは、ただ単に他の人があまりやっていないニッチな領域の専門家というだけで、どうということはない。
だから、私よりずっと丁寧に標本を観察して異論を挟む余地がない様な診断をしていて、かえってこちらの方が勉強させていただく様な施設もある。

相談症例の受け渡しは、病理学会が仲介していて、いわば病理医互助会のようなものとなっている。
この、持ちつ持たれつの感じ、私は好きだ。
私もこういうシステムを使うべきだろうと思うが、いる世界が狭いので、つい身の回りにいる旧知の同じ専門領域の病理医に個人的に頼んでしまっている。
相手へのご迷惑を考えると、少し改めた方がいいかもしれない。

私がどういういきさつでコンサルタントに任命されたのかよく覚えていないし、感謝状というのがいつから始まったのかも知らないが、この病院に来てからは、臨床医にアピールするため、私越しに感謝状が目に入る様、デスクの横の壁に貼り付けてある。
七 夕

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