咳がとまらない。一時期に比べたらずいぶん減ってきたけど、喉の奥は相変わらずイガイガして、腫れていることがわかる。さらには、空気が乾燥してくると、粘膜がヒリヒリして咳が出る。いったんはじまると、結構ひどい。
自己診断としては、スギ花粉ではじまって、それが慢性炎症の足場(粘膜の軽度の炎症による上皮の脆弱化)をつくって、その後襲ってきたヒノキ花粉のせいでその状態が酷くなっ(増悪し)て、咳がとまらなくなったというもの。花粉症は単なる花粉に対するアレルギー反応ではなく、花粉の中に含まれる各種物質が悪さをするので鼻水とは関係のなさそうな部分、喉頭とか気管までやられてしまうことになるのだろう。という仮説を立てていたのだけど、それを裏付けてくれるようなことがあった。
こんな症状は私だけのものかと思っていたら、この前の研究会で演者の先生が講演に先立ち、”喉を痛めておりまして、途中で咳をしてしまうかもしれません。お聞き苦しいことがあったら申し訳ありません。”と言っているのを聞いて、これは私と同じ状況だとすぐにピンときた。たので私だけではなさそうだと確信した。
花粉症の後遺症と言えるような状態だ。
症状についての(自己)診断がついたからといって安心できるわけではないが、死ぬような病気ではないからこのまま経過観察となる。悪いながらも症状は改善しつつある。花粉は飛んでいないからマスクは外すようにしている。実際、マスクをしている人は激減している。
ところが、マスクをしないでいると困ることがある。空調の乾燥した空気だ。
とくに電車とかバスの空調は吹き出し口と顔との距離が近くて乾燥した空気がモロに顔に当たり、鼻からそれが入って、粘膜を刺激する。空調の風による追い打ちだ。
結局、むさくるしくもマスクが欠かせない。マスクをすると湿度が保たれ、喉はずいぶん楽になる。
出張で宇都宮に行ったのだけど、大宮からタバコの煙をばら撒きながら乗ってきた人に隣に座られて参った。
「あなたがばらまいているその匂いというのはタバコの有害成分の微粒子なんですよ」と、心の中で苦情を言いながら、ハンカチで匂いを塞ぐ(花粉症よりタバコの副流煙 2019年03月06日 )。さらに喉がヒリヒリする。空調に追い打ちをかけられたわけで、全く参った。
色々な意味で、しばらくはマスクを手放せない。
連休明けには治っておくれ
潤いマスクを装着されてみては、如何ですか?
普通のマスクより多少は、喉に優しいと思います。
私も電車とかに乗ると、
タバコそのものが、歩いて来られた!と思うことあります。
でも、その方は、喫煙中ではなく、煙を排出していなかったので、
よく言われている、副流煙などとは違い、
服に染み付いた匂い?という感覚でした。
まさか、その匂いにも、有害成分が含まれているとは
知りませんでした。
たしかに、この前家にあった潤いマスク、つけてみたら結構効果があったように思います。使い切ったのでそのまま普通のマスクに戻ってしまいましたが、ケチっちゃダメですよね。今の状況は病的なので、使うようにします。
タバコの匂いは、燃やしてできた粒子があるから生じるものです。これらは粘膜を刺激してきます。副流煙のつもりでいた方がいいように思います。