乗り換え駅の自動改札機を通ったとき、私の前を通った数人が続けて“ピヨピヨ”という音を立てていた。何気なくその音を聞きながら、自分が通ったらその音がしない。あれ?と思ってタッチし直しても大丈夫。
というところで、私の前を通って行った数人が小学生であることに気がついた。
今日は二月一日。神奈川、東京の私立中学校の入試解禁日だ。それで普段見かけることのない小学生の親子連れがたくさんいたのだ。毎年のことだけど、土日に重なることもあって、忘れてしまうこともある。
この先、数日はこんな親子連れを目にするのだろうが、見ているとこちらまで緊張して、胃がチクチクしてきてしまう。
私立中学校に進むのがいいのか、そんなに無理しなくてもいいのかよくわからない。
私の母校にしても、今は持ち上げられているけれど、昔とは校風はずいぶん変わってしまったようだ。母校の名を高めたのは私たちの先輩であり、その先輩達が作った学校に入って、私たちがさらにもり立てた。母校の今の姿は伝統あってこそのものだが、それが変わってしまったというのはなんとも残念だ。けれどもそれが時代の流れに沿っているのであれば、それでいいのだろう。
改札口の“ぴよぴよ”が通勤時に目立つのも、この2,3日だろう。
いよいよ2月、中学受験のみならず、高校受験、大学受験もいよいよ本番だ。
受験生諸君が平常心を忘れることなく、実力を十分発揮してくれることを祈るばかりだ。
明日も