こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

日本がいよいよ先頭に立った日

2022年05月27日 | 日本のこと、世界のこと
 先日、タイで開かれたAPECの貿易担当相会合で、ロシアの代表の演説の際、日本が米、加、豪、新の代表らと共に会場から退席した(APEC貿易担当相会合 ロシアの発言時に日米など5か国が退席  2022年5月21日 19時21分)。退席せずに牽制したという1ヶ月前のG20会合の時とはずいぶん違って、あらかじめ打ち合わせておいての行動だったそうだ(財務相「退席せずロシアけん制」 G20会合の対応説明
経済 2022年4月26日 11:00)。これまで対ロシアでは半歩遅れて動いてきたのがいよいよ先頭切って動くようになったのだと覚悟をあらたにした。これは日本がいよいよ自身で責任を取らなくてはならない立場になったということを意味するのであって、欧米に追いついたなどと単純に喜んでいいわけがない。

 先の大戦の敗戦国として、国内に多数の米軍基地を配置されている状況下、米国から、一緒に動いていいよ、とお許しをもらえたようにみえる。こうなると、将来の日本の国連の安全保障理事国入りを米国が支持するというのもあながちリップサービスではなかったのか( バイデン大統領 安保理改革での日本の常任理事国入りを支持     2022年5月23日 14時02分)。

 世界はさまざまな思惑で動き、色々なベクトルがさまざまな動きを形成する。そしてその流れの中で人の運命などどうでもいいものとなる。ウクライナの一般市民の死者は膨大な数にのぼっているし、ロシアも多くの兵士が無駄に死んでいる。栄華を誇るオリガルヒといえども例外ではなく、血で血を洗う争いが起こっているらしい(【動画】オリガルヒの実態に精通 “オリガルヒ・ハンター”)。経済的に無力化されたロシアがウクライナ東部2州を併合したところで、未来が明るいものとはなるまいし、さあ次は北海道だともいえないだろう。

 外務省による海外における対日世論調査というものがある(海外における対日世論調査)。ASEAN諸国に関して行ったアンケートでは、今後の重要なパートナーとなるのはどの国かという質問に、2019年には日本がトップだったが、今回中国に抜かれて2位となりこちらの方はトップから転げ落ちた。金の切れ目が縁の切れ目なのかどうかわからないが、日本の国力が衰えているということを感じる。その中国にしてもゼロコロナ政策がいつまで続くかはわからないが、武漢ウイルスなどという汚名を晴らすためにもそこは譲れず、意地でも貫徹しようとするだろう。そして却って経済的に停滞し、対中包囲網に絡め取られてしまうかもしれない。

 日本はロシアも中国も弱っている今のうちにいろいろ世界のことをよく見て、よく考えて行動することが必要だ。国民にとって最も大事なのは選挙だが、今度の参院選の結果は目に見えている。まずは、優秀な野党を育てることからしなくてはいけないというのは、ずいぶん気の遠くなるような話だ。
政治はまだまだ発展途上

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