こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

抑え込みまであと半年ぐらいか(私の希望的観測)

2021年02月09日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
先週末の暖かさとはうってかわって、昨日今日は寒い。でもこの寒さも明日までで、あさっての建国記念日には暖かくなるようだ。この時期になると、”三寒四温といったら朝鮮半島”、というのを中学受験の時に教えてくれた塾の社会の先生は穏やかでいい方だった。もともと社会科が好きだったというのもあるが、スパルタ式の嫌な塾にあってその先生の授業だけは落ち着いて話を聞くことができた。あの頃40歳前後だっただろうから、今なら80歳過ぎぐらいか。コロナ禍の中、お元気でお過ごしだろうか。その塾はもう無くなってしまったが、寺子屋式というのか、板の間に座布団1枚で座って授業を受けるのだが、密も密、たくさんの小学生が押し込まれ、よくあんな窮屈なところで勉強させられたものだと思う。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止のために提唱された”新しい生活様式”は人と人との距離を着実に広げている。人の間隔は2mが推奨されるようになった今となっては私が通った塾のような密な状態はあり得ない。いきなり人との距離を取るようにといわれても対応できない人は少なくない。そういった人が会食をやって感染を広げてきた。まさか自分は感染などしないだろう、という正常性バイアスに捕らわれていたのだろうが、それで命まで落とした方は気の毒だった。”どうしたら感染しないか、感染を広げないか”ということが分かり始め、多くの人の生活様式が変わりつつある。これまでのおよそ1年は、このような生活様式を定着させるための準備期間であったと考えることもできる。

東京での新規感染者数が昨日276人となった。もう一息で100人を切る。あと、1ヶ月頑張ったら100人以下で推移するようになるのではないだろうか。そこで、緊急事態宣言を解除したらまた感染者数は増えていくだろうが、ワクチンの供給が追いついて高齢者の重症者が減ったら医療現場は一服できるので、希望的観測だがあと半年、7、8月ごろには医療崩壊から立ち直ることはできないかと思っている。東京オリンピックは是非開催してほしいが、依然としてギリギリのところにあって予断を許さない。

ポストコロナの時代に、どうやって経済を立ち直らせるかは国の方針に関わっている。もっとも有効な感染拡大防止策はワクチン接種であって、その証明をマイナンバーカードと紐付けできないだろうか。ワクチン接種を受ける受けないは個人の自由だが、すくなくとも航空会社や旅行会社、ホテル、旅館、飲食店などの受け入れ側も証明のある人だけを中に入れるということが可能となる。ワクチン接種を受けた人はある程度の自由を手に入れることができる、そんなインセンティブはあっていいのではないか。当然のことだが、アナフィラキシーの危険があるようなワクチン接種に危険が伴う可能性のある人にはその証明をした上で、PCR検査を定期的に受けるなどの代替策を講じる必要がある。

あと、ワクチンに効果が無いとか言っている人がいるようだが、そういいながら”一応”とかいいながら接種していたりするので、あまり信用しないで、自分の考えた通りにするのがいいでしょう。
ワクチンがちゃんともらえたら

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