こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

大学生はリモート学習でしっかりと

2020年08月04日 | 日本のこと、世界のこと
もう、すっかり夏の空。あの息苦しいほどだった梅雨にはもう戻らなくていいのかと思うとうれしくなる。梅雨入りは6月10日頃にだったから40日もの間だいたい雨でたまに曇り。青空を見たのは2、3度あったかどうか(あの花、この花 - 2020年6月13日)。わが家の庭ももちろん、町中の植物たちが青息吐息だったが、いきなりの晴天、少し手入れをしてあげただけでみなあっという間に元気になった。太平洋高気圧に覆われる、というのがいかに安定した状態であるのかが良くわかる。
8月に入りいよいよ短い夏休みが始まって、朝夕の電車から学生の姿がだいぶ減り、通勤はずいぶん楽になった。お盆明けあたりには彼らが戻ってくるだろうと思うが束の間でも助かる。でも、大人としてはそんなことを言っていてはいけない。学生が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のために勉強する機会を逸しているというのはとても心配なことだ。このことは国家にとって重大な損失であるということを忘れてはいけない。若い人には大いに勉学に励んでもらい、国家の将来を担ってもらうべく多くの知識を蓄積し、実践に励んでもらいたい。近年、ずいぶん多くの大学が設立され、これだけ多くの人が大学に進むようになったのは、まあ、喜ばしいことだろう。大切なのは、それぞれの大学の教育の仕方であって、たとえ入学が容易なところでも、しっかりとした教育を学生に対して行なったらそれなりのスキルを持った人間を育てることはできるはずだ。
何のために入ってきたかよくわからない大学生を教育するということは簡単でないだろうが、コロナ禍を奇貨として新しい教育システムを積極的に活用したらいいのではないか。新型コロナウイルス感染拡大の温床とされる大学生を相手に対面講義を行うのは恐ろしいからと、大学教員のなかには感染を恐れてリモート講義を行なっている人が少なくないそうだ。ならば、この機会に中学校の英語、数学ができないような大学生に、1日1時間づつの英語、数学リモート学習を義務付けるとかして、個別のきめ細かな教育を行うことはできないだろうか。
学生のほうも、リモート授業ばかりで学費は正規と一緒ということに大変不満を持っているようだ。ならば、どんどん勉強してもらったらいい。学生側からスキルアップのためにリモート授業を大いに利用してほしいものだ。教官にしてみたら、パワポのスライドを新たに作るのは面倒もしくは使い方が実はわからないのでサボりたい人もいるかもしれない。せっかくだから、文科省も入試制度に手をつけることばかりしていないで、大学教育の中身をもう少し吟味、というか、学生と教官が馴れ合いではなく、ちゃんとした教育をしているかを確認したらどうだろう。

教育改革元年

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