(昨日からの続き)
ある講演会で、円満な夫婦生活(カップルライフ)を続けることは健康の維持に繋がる、という話を聞いた。日本は世界で最も頻度が少ないといわれるセックスレスが問題となっている。その原因は住居の広さや、教育、古くからのセックスに対する考え方など様々だろうが、夫婦間の性交渉はある程度の頻度必要とのことだった。ただし、セックスが男性の健康維持にいいからといって、それは夫婦間のものに限ったものだそうだ。それが婚外恋愛での性交渉となると逆に、健康被害が生じる頻度が高まるとのこと。昔から、腹上死という言葉があるほどだから間違いない。
良いセックスには相手への敬意というか大事にしようという気持ちが必要だ。肉体だけでの関係では充足感は得られない。不倫関係だからといって、相手に対して敬意がないというわけではないが、突き詰めて考えると夫婦間のそれよりは薄いように思う。ラブホテルでそそくさとすませるようなセックスではなかなか充足感は得られないだろう。夫婦の関係は冷めきっていて、今離婚調停中、などという使い古された言い訳をするようなら、まずは相手に心配をかけないように準備をしておくのが正道だ。相手への敬意というのはそういうものだ。でも、好きな人ができたから離婚してくれ、と言ったところで相手がすぐに応じてくれるとはなかなか考えにくい。それと、両方とも好き、なんていう人もいるだろうけど、違いがそういう関係を望む人というのはそう多くない。
不倫の結果が、その最中で起こった重篤な心血管系疾患による、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞では、表面的には楽しそうであっても実はそう幸せではないように思う。あの世から、自分の遺体を挟んで妻と愛人が言い争っているのを見たければ別だが。おそらく、不倫をしている男性の多くはそんなこと、自分に起こるわけがないとたかをくくっているに違いないが、油断しないほうがいいだろう。
少しでも多く自分の遺伝子を広めたいというのは、人間という弱い動物の本能だろう。今、そうしておかなくては、いつ猛獣に喰われるか、寒さや飢えで死んでしまうか、などと考えたら、相手構わずと考えるようになるのも仕方あるまい。その結果が、男性の浮気性という性質だろう。これに従って、あちこちの女性に手を出すということは、死に急いでいるような話で、長生きしなくていいということを言っているようなものだ。未婚の男女が、結婚相手を探す段階で、そういう付き合いをして相性を確認するということは大事だから、結婚前に幾人かの人とセックスの経験があることを否定するものではない。
問題になるのは不倫だ。不倫について、以前考えたことがある(不倫について思うこと(上)、(中)、(下))。こういうことを考えること自体、自分の中にも女性に対しての悩ましい思いがあるということだろう。そういうことに、堕ちてしまいそうな自分を戒めるために書いているような気がする。そして、こうやって不倫をしていない自分が、正義ぶって不倫をしているカップルを責めるということは、ある意味褒められたことではない。
恋愛は当人同士の勝手ではある。けれども、不倫となると話はちがう。どちらかに、連れ合いがいて、その人を裏切っているという行為が不倫の実体だと思う。不倫をするからには、妻とか夫とか、さらには子供とか、二人の勝手な恋愛感情、肉体関係の陰で悲しんでいるということを、知っていなくてはいけない。
しつこくなるので、この話はこれまで。
だから、不倫は体に悪いのだ
昭和の大スターだった方、愛人宅で倒れて(このことは後に巷間に知れ渡りました)入院し、マスコミとファンが大騒ぎしたことありました。現在ならどんな報道になったことやら。
殿方お気をつけあそばせ。
コロ健さんの目配りのごとく一番可哀想なのは不倫した男性の妻です。何人もの可哀想な妻を知っています。
裏切られた傷心を抱え悋気に苦しみ、まさに修羅場です。やっぱり不倫は男に責任ありでしょう。
不倫とわかっていても、恋に落ちてしまう女性というのもいるわけで、そうなると、略奪愛、などという言い方にもなるのでしょうね。まずは、男が動かない、ということが大事ですが、男性と女性は性行動が異なっているというのが、有史以来の難しい問題にしているようです。
最後にしつこくなるので、この話はこれまで。って文を終わらせ方も最高です(笑)!