神奈川県立近代美術館鎌倉、鎌倉近代美術館、愛称カマキンが明日で閉鎖となる。
1951年に開館したものの、老朽化進んで閉鎖となるとのことで、今日お別れに行った。
午後に行ったが、多くの人が訪れていた。ここのところ、連日2000人以上が訪れているとのこと。
美術好きの人、ずいぶんいるものだ。
あるのが当たり前と思っていると、なんてことないのだが、いざ美術館として入れなくなるとなると名残惜しい。
この前訪れたのは1年ほど前。あっという間だ。
館内は多くの人でごった返していたけれど、多くの名画、彫刻を楽しむことができた。
あいにくの天気だったけれども、記念にと中庭の彫刻の横でパンフレットを持って立ち、それを妻に撮ってもらった。今日の鎌倉は寒かった。
あちこち写真を撮りたかったのだけど、日本の美術館はなかなか写真が撮れず、ほとんどは建物の写真となってしまった。
旧館(左)と新館(右)があって、このうち旧館は美術館閉鎖後も残す方向だそうだ。
家のすぐそばに美術館があるというのは、嬉しいことだった。幸いなことにカマキンには別館があり、これは残る。これからは”別館”の二文字が消えるのだろうか。
もっと来ておけばよかったと思うけど、無くなってしまうものは仕方ない。
パンフレットを何部かもらって帰った。考えてみると、一番最初の近代美術館が、神奈川県立というのも誇りだったな。
思い出となる瞬間
こちらのブログで以前閉鎖の記事を見ていましたので、
今回最期のチャンスでした。建築目当てです。上野の西洋美術館の設計者ル・コルビュジエとカマキン設計者の坂倉準三は師弟関係だったそうで、なるほどのイメージでした。昔からモダニズム建築にちょぴり関心ありましたので、見納めできてよかったです。
展示絵画も思いがけず見ることができた作品が何点か
あり貴重な時間を持てました。それにしても新旧歴史的建築物に囲まれた環境にお住まいがあるなんてなんともうらやましい!
楽しみにしています。