こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

今までが稼ぎ過ぎだったのではないか

2021年06月01日 | 日々思うこと、考えること
 未明にものすごい音がして目が覚めた。雷こそ鳴ってはいなかったものの、雨がずいぶん降っていた。それでも眠気には勝てず、すぐに寝入ってしまった。次に起きた時にはすっかり夜は明けていて、空の埃はすっかり落とされ、澄んでいた。気温も少しひんやりしている。こんな気持ちのいい朝から始まると気持ちがいい。

 気持ちよく出かけても、電車は通勤通学の人は多く、いきなりストレスが募る。すれ違う列車を見ると、鉄道会社はずいぶん人を押し込んでいるものだとつくづく思う。おしくらまんじゅうのように乗り込んでいる車両も見える。当たり前の光景だが、これは交通機関に限った話ではない。飛行機のエコノミークラスにしてもそうだし、スポーツ競技場のスタンド、映画館、劇場、コンサートホールの座席、あと、居酒屋の席にしてもそうだ。こういうあまりにも狭い風景というのは異常なんじゃなかろうか。

 新型コロナウイルス感染症対策で一つおきに座席を空けるようになり、一人当たりのスペースはこれまでの1.5倍ぐらいとなったのではないだろか。そしてこのぐらいがもともとは適当なサイズだったんじゃないかと思う。これまであまりにも売り手市場だったわけで、これからはもっと見直して、買い手すなわち客にもう少し優しい業態となっていいのではないかと思う。

 どこかの業種が商売のスケールを変えたら、それは次々と連鎖していくだろうから、様々なことが大きく変化していくに違いない。巡り巡って、産業革命以来の効率重視の稼げばなんでもいいという社会を変えることができるようになるかもしれない。SDGsのヒントは、こんなところにないだろうか。コロナ禍をいままでのようなある意味気違いじみたスケールでの生活を見直すための奇貨としてもいいんじゃないかと思う。
ストレスが跳ね返ってくる社会

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