共通一次、正しくは大学共通第1次学力試験というらしいが、私はこの共通一次世代。共通一次は1979年から1989年までの11年間実施されたそうで、私はこのうちの2回を受けた。昭和54年から64年とは昭和の掉尾を飾る大イベントだった。せっかく頑張った試験だが、残念ながらその結果を利用することはなかった。共通一次が昭和のテストだったとすれば、平成の世に導入されたのが、大学入試センター試験。先日行われた今年の試験が最後となるそうだ。息子と娘が受けたのでなんとなく想像できるが、それは共通一次の延長と考えたからで、実際には名前同様内容はだいぶ違うものだったのだろう。いずれにしても平成とともにあった試験制度だった。
センター試験に代わる新テストは、より高い思考力を求めることになるそうだが、このテストがAIを超える人間を生み出してくれる起爆剤になってくれることを願う。それぞれの若者の得意なこと、長所を”探しにいく”教育というものを行って欲しい。
ところで新テストは民間テストを導入するとかいう、怪しげな事態が問題となって英語の試験は練り直しとなったそうだ。記述式の問題にしても学生バイトが採点をするなんて、人の人生を一体どう考えているのだろうかという役所の迷走が目につくのは気になるし、教育の場に利権を持ち込むようなことは決してしないでいただきたい。
試験も時代とともに