那覇市長選 城間みき子市長の決意(下)
文化都市「なは」へ 新市民会館建設目指す
中心市街地活性化で経済振興を
座右の銘として常に胸に刻んでいる言葉があります。心を耕すと書いて、「耕心(こうしん)」と読みます。耕された土のように柔らかい心で、そこに種がまかれれば、根や芽が出て花が咲きます。心を固く閉ざすのではなく、常に新しいことが入ってくる状態でありたいと考えています。
心を耕す役割を果たしてくれるのが、文化、芸術、音楽、芸能です。音楽や芸能などで感動し、心が揺さぶられる。私は中学校の教員時代に、子どもたちの心が揺さぶられることをいつも意図して教育してきました。他の人の考えに「ああ、そうだな」と納得するのも心の揺さぶりです。
那覇市は2021年に市政100年を迎えます。それに向けて本市では、文化都市「なは」の象徴となる県内随一の総合的な文化芸術発展拠点施設(新市民会館)の建設を進めています。
那覇市久茂地の小学校跡地に建設予定の新市民会館は、心が揺さぶられる活動や現象を求められる場にしたい。そこから人材も発信し、沖縄の伝統文化を始め、いろいろな文化・芸術を発信していきたい。全県、県外、外国から見に来てくれて、人がたくさん集まる拠点にしたいと思っています。
市議会で車の渋滞が発生すると指摘・批判があります。確かに課題です。少しずつ是正していきたいと思っています。また昨今、過度な自家用車への依存からの脱却が課題であり、今こそ自動車主体の社会から公共交通機関を主体とする社会へ転換を図る必要があると考えています。高齢者などの交通弱者や環境にも優しく、市民の健康づくりにも貢献し、本市を取り巻く交通問題に対する市民の意識を変え、行動を変える仕組みづくりについて、国や県と連携しながら引き続き取り組んでいきます。
久茂地は那覇の中心市街地であり、約100系統、平日約2300便、土日祝日約1900便のバスが運行し、二つのモノレール駅からも徒歩圏内。県内でも公共交通の利便性の高い地域です。
新市民会館近くの旭橋地域にはもうすぐ、地下1階、地上11階、新たな那覇のランドマークとなる複合施設も完成します。その中に新那覇バスターミナルの運用も始まります。周辺には、観光客でにぎわう国際通りを中心に飲食店も多く立地しています。
新市民会館利用者にまちを散策していただき、中心市街地の活性化を図り経済振興につながると考えます。
基地のない「平和で誇りある豊かな沖縄」を目指した翁長雄志知事の遺志を引き継ぐ新県政を支える力は、県都那覇市の足元がしっかりすることです。30日投票の知事選での玉城デニーさんの勝利と10月の那覇市長選での私の再選に向けて、力を尽くしたい。
(おわり)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2018年9月11日付掲載
市街地の活性化、公共交通網の充実。単なる開発ではなく、市民目線での整備を目指すのですね。
文化都市「なは」へ 新市民会館建設目指す
中心市街地活性化で経済振興を
座右の銘として常に胸に刻んでいる言葉があります。心を耕すと書いて、「耕心(こうしん)」と読みます。耕された土のように柔らかい心で、そこに種がまかれれば、根や芽が出て花が咲きます。心を固く閉ざすのではなく、常に新しいことが入ってくる状態でありたいと考えています。
心を耕す役割を果たしてくれるのが、文化、芸術、音楽、芸能です。音楽や芸能などで感動し、心が揺さぶられる。私は中学校の教員時代に、子どもたちの心が揺さぶられることをいつも意図して教育してきました。他の人の考えに「ああ、そうだな」と納得するのも心の揺さぶりです。
那覇市は2021年に市政100年を迎えます。それに向けて本市では、文化都市「なは」の象徴となる県内随一の総合的な文化芸術発展拠点施設(新市民会館)の建設を進めています。
那覇市久茂地の小学校跡地に建設予定の新市民会館は、心が揺さぶられる活動や現象を求められる場にしたい。そこから人材も発信し、沖縄の伝統文化を始め、いろいろな文化・芸術を発信していきたい。全県、県外、外国から見に来てくれて、人がたくさん集まる拠点にしたいと思っています。
市議会で車の渋滞が発生すると指摘・批判があります。確かに課題です。少しずつ是正していきたいと思っています。また昨今、過度な自家用車への依存からの脱却が課題であり、今こそ自動車主体の社会から公共交通機関を主体とする社会へ転換を図る必要があると考えています。高齢者などの交通弱者や環境にも優しく、市民の健康づくりにも貢献し、本市を取り巻く交通問題に対する市民の意識を変え、行動を変える仕組みづくりについて、国や県と連携しながら引き続き取り組んでいきます。
久茂地は那覇の中心市街地であり、約100系統、平日約2300便、土日祝日約1900便のバスが運行し、二つのモノレール駅からも徒歩圏内。県内でも公共交通の利便性の高い地域です。
新市民会館近くの旭橋地域にはもうすぐ、地下1階、地上11階、新たな那覇のランドマークとなる複合施設も完成します。その中に新那覇バスターミナルの運用も始まります。周辺には、観光客でにぎわう国際通りを中心に飲食店も多く立地しています。
新市民会館利用者にまちを散策していただき、中心市街地の活性化を図り経済振興につながると考えます。
基地のない「平和で誇りある豊かな沖縄」を目指した翁長雄志知事の遺志を引き継ぐ新県政を支える力は、県都那覇市の足元がしっかりすることです。30日投票の知事選での玉城デニーさんの勝利と10月の那覇市長選での私の再選に向けて、力を尽くしたい。
(おわり)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2018年9月11日付掲載
市街地の活性化、公共交通網の充実。単なる開発ではなく、市民目線での整備を目指すのですね。