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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

主人公は納税者② 生活と健康を守る会 税金から生活見える

2023-03-20 07:23:02 | 政治・社会問題について
主人公は納税者② 生活と健康を守る会 税金から生活見える

東京都中野区の中野生活と健康を守る会が2月末に行った、税金学習会と確定申告書の書き込み会には、区の掲示板に張ったビラを見て来た人もいました。

権利守る運動を
学習会で、東京都生活と健康を守る会連合会の阿久津豊税対策部長(足立生活と健康を守る会事務局長)は、守る会の税の取り組みは通年の運動だと述べました。税理士以外の者が税務相談を行った場合、財務相が相談の停止を命令できる制度が創設されれば「自分で計算して、正しい税金の申告をしたくても訂正する機会がなくなる恐れがあり、守る会の運動の根本が取り上げられることになります」と強調。自主申告権や憲法が保障する言論、集会・結社の自由を守るため運動を呼びかけました。



中野生活と健康を守る会が行った税金学習会・書き込み会=2月28日、東京都中野区

書き込み会に参加した建築業の女性(74)は、夫がすでに確定申告書を提出していましたが、「これで大丈夫なのか不安」と言います。税対部員から間違いを指摘され「金額などを確認、訂正して出した方がいい」と助言を受けました。
別の男性は、確定申告書を出した後に、社会保険料と生命保険を支払った証明書が見つかり、「これはどうすればいいのか」と聞きました。税対部員から「出せる控除は訂正して出した方がいい」と指摘され、15日までに修正申告することにしました。
税金の申告を一手に担ってきた夫を昨年突然失った女性(87)は「何をしていいのか」と不安を抱えていました。税対部員が1時間半、親身に話を聞き、女性は「来てよかった。残された人生、税金の申告も含めてきちんと勉強したい」と入会を決意しました。

圧力をはね返す
「中野守る会」の植木紘二会長(日本共産党元都議)は「『税金のことを学びたい』と訪ねてくるなど、守る会は期待されています。税金を通して一人ひとりが悩みながら生活しているのが見えます。守る会の活動への政府の圧力に対して、運動してはね返したい」と語ります。
(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2023年3月17日付掲載


税理士以外の者が税務相談を行った場合、財務相が相談の停止を命令できる制度が創設されれば「自分で計算して、正しい税金の申告をしたくても訂正する機会がなくなる恐れがあり、守る会の運動の根本が取り上げられることになります」。
確定申告書を出した後に、社会保険料と生命保険を支払った証明書が見つかり、「これはどうすればいいのか」と…。税対部員から「出せる控除は訂正して出した方がいい」と指摘され、15日までに修正申告することに。
ちょっとした相談ができなくなるって不便。

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