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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

シンプルなサッカー(6/2東京V対愛媛)

2007-06-02 20:04:02 | 他チーム
今週末はJ1の試合がなく、なでしこも日曜の夜と最悪の日程ですから、どこか手頃な試合を見ようと考えて行った先が、J2の東京V対愛媛が行われた味の素スタジアムでした。愛媛に元浦和の近藤、南、大山、新井(千島は負傷中)が在籍していることも理由でした。

まず、試合の流れを追ってみると、愛媛サポーターには申し訳ありませんが、愛媛と東京Vの技術の差は歴然でした。もちろん東京Vの方がうまいです。ミスの数も愛媛の方が多く、東京Vの方がしっかりとボールをつなげます。試合前の練習を見る限り、愛媛もプロですから、ノープレッシャーではうまいですが、J2レベルのスピードに乗っての技術という意味では差がありました。

しかし、試合の結果は1-0で愛媛勝利です。前半10分の段階では、これは東京Vが3-0くらいで勝つだろうなと予想していましたが、まさかの結末には驚くばかりです。それは、愛媛が難しいことをせずに単純なサッカーに徹したことが理由として考えられます。東京Vに対する対策も正解でした。

まず、東京Vの得点源のフッキは、パスをあまり出さず無理やり個人技でこじ開けようとしてくるFWです。そのため、フッキがドリブルを始めたら、何人もかけてドリブルを止めてクリアしました。ダブルボランチとCB2枚がフッキにつくこともありました。サイドに関してはクロスを上げられるのは仕方ないと割り切り、中央の守備で跳ね返しました。

また、攻撃も単純に徹しました。それはDFやボランチからのロングボールをとにかく追いかけろという狙いです。本当は、愛媛の望月監督はパスサッカーをやりたいのだろうと思われ、たまにつなぐ場面もありましたが、今の愛媛の技術ではボールを取られたときのリスクが大きいと判断し、2トップや攻撃的MFには走れる選手を選んでいました。

愛媛で目についたのは、FWの藤井でした。東京VのDFに囲まれる展開が多かったですが、キープ力が高かったです。決勝点も、藤井のキープから戻したボールを青野がミドルシュートを決めています。走る能力もあり、キープもできるとあれば、レンタル元の磐田に帰ってもある程度活躍できそうな気がしました。

愛媛は現柏の菅沼を育てたチームですから、何かノウハウがあるとは思っていましたが、この走るサッカーで勝つことで、勝負へのこだわりを醸成している気がしました。浦和からレンタルの近藤や大山は、是非その哲学を持ち帰って、浦和に戻ってきてもらいたいものです。
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