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かすかに触れた「ワールドラグビー」

2007-06-17 21:42:07 | 他スポーツ
FC東京対浦和戦の感想は明日、アップします。書き溜めた過去ネタで今日は失礼します。

今年はラグビーのW杯フランス大会の年です。既に日本代表は出場権を手にしていて、強化のための親善試合をこなしているところです。ラグビーに関しては決して詳しくありませんが、日本はたぶんW杯で1次リーグを突破したことはないと思います。事実、世界レベルのラグビーを目にすると、日本とのレベルの違いに驚かされます。

今回は、4年前にテレビで見た、W杯の決勝戦のオーストラリア対イングランドの記憶です。まず、両チームとも、DFにまったく隙がありません。いくら工夫して左右に振っても、トライが取れそうな隙はまったくありません。

そんなトップレベルで、どうやって点を取るかというと、ドロップゴールです。日本ではトライを取れるチャンスはたくさんあるという前提でチームを作っていますから、最大7点(コンバージョン成功時)取れるトライを、3点しか取れないドロップゴールより優先するのは仕方ないことです。

しかし、世界のトップレベルではノートライの試合は決して珍しくありません。そんなレベルなら、ドロップゴールを得意とする選手は活躍の場があります。イングランドのSOのウィルキンソンも、このドロップゴールでチームを優勝に導き、CMでベッカムと共演するほど有名になりました。

そんなレベルのラグビーを、日本で見る機会はなかなかありませんが、社会人のラグビーの試合に出る、外国人選手のプレーを見ると、それに近いレベルの選手もいます。日本のラグビーシーズンは、比較的短く、夏と冬が逆の南半球の国の選手にとっては、掛け持ちも可能な日程です。

さすがに現役オールブラックス(NZ代表)は来ませんが、フィジー、トンガ、サモアあたりの比較的強いチームの代表クラスが、日本の社会人チームの二つしかない外国人枠を争っています。体重100kgを超える俊足バックスやハンドリングがうまくライン参加できるフランカーやロックなど、日本にはあまりいないタイプを見ることができます。

今、日本ラグビーができるのは、彼ら外国人選手から学ぶことでしょう。体格的な差はどうしようもないですが、戦術的な工夫はいろいろとできるはずです。いつか、日本人が逆に海外で助っ人になれる時代が来て欲しいですね。(何人かは既に行ったようですが。)
コメント
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