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ダブルボランチの狙い(3/8大宮対清水)

2009-03-08 16:54:19 | 他チーム
今や大宮アルディージャも人気チームになり、今までならいつでもふらりと行けたNack5スタジアム(旧大宮サッカー場)も、事前にチケットを押さえておかないと行けないスタジアムになりました。一番驚いたのが、大宮駅前の某チケットショップで、アルディージャ戦のチケットが定価より高い値段で売られていたことです。

ついに、大宮戦もプレミアがつくほどになったかと、J2時代の大宮(オレンジの服を着ているだけで無料入場できた)を知っている私は驚くばかりです。それはともかく、当ブログは試合内容について語るブログなので、試合内容を書きます。

大宮は中盤ボックスの4-4-2はいつもの通りで、大宮というチームが基本的に3バックの監督は呼ばないことをチーム作りの基本にしているので、今回の韓国人の新監督の張外龍氏も4バックをやるから呼んだのでしょう。対する清水は、昨年までは同じ4バックながら、中盤をダイヤモンドにして、トップ下を置くのが基本形でした。

しかし、今日の清水はダブルボランチにサイドハーフを置く、大宮と同じ4-4-2でした。清水というチームは伊東の守備に自信を持っているチームで、伊東なら1ボランチでも持つという計算があるから、今までダイヤモンドにしていたのですが、そのボランチに伊東の隣にあえて山本真希を置いているのは何か狙いがあるはずと、立ち上がりはそこに注目して見ていました。

それは、大宮が守備に強い片岡の代わりに、パスを出すのが売り物の新人、新井涼平を置いていたところに清水は目をつけていました。この新井のパスを、伊東が自慢の出足でかっさらい、山本真希のドリブルで一気に駆け上がらせるという狙いがありました。山本真希をトップ下に置かなかったのは、後ろから出て行った方がスピードに乗れるという計算からです。

これで中盤の攻防で優位に立った清水は、サイドの市川、児玉を経由して岡崎にボールを集めます。しかし、この日は岡崎が精彩を欠きました。決められそうなシュートを外してしまい、日本代表の実力は見せられませんでした。本来ならあんなものではないはずですが。

大宮では、FWの藤田が面白い存在でした。J2の鳥栖で得点ランキング上位にコンスタントに入っていたFWなので、名前は有名でしたが、実際のプレーを見るのは初めてでした。彼の売り物は「全然かっこよくないポストプレー」です。ポストプレーといえば、足元か頭にしっかり当てて、味方に確実に返すイメージがありますが、藤田の場合、太股やわき腹など体の変な部分に当てて、それでも味方につながるのです。

これがあったのと、ベンチスタートのラフリッチを上回る運動量があったから、外国人選手を押しのけてスタメンということになったのでしょう。これをずっと続ければ、J1でも通用する力はあることが実証されました。新居(千葉)に続き、鳥栖から移籍して活躍する選手になればいいですね。
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