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隙を待つ男(サルミーン)

2009-03-30 18:37:14 | ワールドサッカー
4日連続バーレーンネタで、レッズのナビスコ杯の情報を知りたい方には申し訳ありませんが、映像がないのでレッズの話はできません。今回は、バーレーンの中心選手ながら、4年前にオウンゴールをして日本でも有名になってしまったサルミーン選手について語ります。

ただ、今回のバーレーン代表は陽動作戦を使った可能性が高いです。普通、外国の代表チームが来日するときは、日本協会に来日メンバーを報告しておくのですが、今回は試合当日になっても、バーレーンの来日メンバーはどこにも発表されていませんでした。

そのため、どうしても日本人の記者はバーレーンの主力選手全員の顔を覚えている人は少ないですから、バーレーンがベストメンバーを来日させていないというような誤報がスポーツ紙に載るということになりました。

私のような一般のサポーターは、バーレーンがベストメンバーだということに気づいたのは、試合当日のオーロラビジョンでした。しかし、悪いこととは思いませんでした。バーレーンの中心選手、サルミーンの動きを確認する、最初で最後のチャンスと思ったからです。

サルミーンは、4年前のW杯予選当時は右サイドの攻撃的MFでした。ボールが渡ると正確なパスをしますし、今回も出場していた右SB、モハメド・フバイルとの連係も悪くありませんでした。ただ、当時はゴール裏で応援をしながらの観戦でしたから、オウンゴールで全て印象が流されてしまった点はあります。

今回、バックアッパーの中央という見やすい位置で見たボランチのサルミーンの第一印象は「意外と動かないな」というものでした。試合が落ち着いているとき、特にバーレーンが最終ラインで回しているときは、ぴくりとも動きません。

ただ、もともとバーレーンというチームは中東の小国ながら、カウンターを武器にライバルを最小得点差で倒してきたチームです。今はアフリカからの帰化選手もいるバーレーンですが、カウンターとなれば止まっていたサルミーンが、突然前に出てきます。

ドリブルの切れはチーム一番ですし、パスを回しても大抵有効なパスを出せます。ただ、日本から点を取るには、サルミーンが攻める回数が足りませんでした。また、カウンターで中村俊輔や大久保が必死で帰る日本の運動量に、カウンターそのものを止められる場面も目立ちました。

中東の選手は生活習慣や食事の違いから、日本や欧州でプレーしている選手はほとんどおらず、実力のある選手は大抵カタールやサウジアラビア、UAEなどの産油国に行くことが多いです。おそらく、今回でサルミーンは見納めと思いますが、特徴がわかったのは良かったです。
コメント
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