Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

必然の勝利(3/5WBC日本対中国)

2009-03-06 18:27:58 | 他スポーツ
野球というスポーツで波乱が起きるとすれば、一人豪速球か打ちにくい変化球を持った投手が、格下側のチームにいて、格上チームが最後まで攻略法を見つけられなかった場合に限ります。

それを考えると、今回のWBCの球数制限は、エースの完投を認めませんから、格下側に一人でも調子の悪い投手が出てくればアウトです。波乱はルール上、起きにくいのですが、今回の中国の投手陣は持てる力はだいたい出したと思います。

その結果の4-0で、中国側のレベルアップはある程度感じましたが、この試合で日本が勝つのは、試合を見る限り必然に思えました。まず、日本の内野陣は、一見ぎりぎりのタイミングで取っているように見える併殺を、実は余裕を持って取っています。

併殺が確実に取れるなら、日本の投手陣にとっては楽な展開で、一本の相手のヒットを、あまり気にしないで済みます。その結果、日本と中国のヒットの数は同じだったのですが、日本はチャンスにつながり、中国は併殺で断ち切られました。

ただ、もちろんこの勝利を手放しで喜ぶ訳にはいきません。本来、アジアは日本、韓国、台湾が二つの枠を賭けて争うのがいつものパターンですから、次の韓国対台湾の勝者との対戦が本当の勝負です。この相手だと、球威は日本の投手と変わらない投手が出てきます。

このレベルの相手と戦う直前の段階で、チームリーダーのイチローがノーヒットなど、打線が湿っているのは気になります。確かに、中国戦では相手が見せた隙にうまく付け入りましたが、今度の相手はそういう隙はひょっとしたらない相手かもしれません。

何とかして、自力で韓国もしくは台湾の壁を破れるところを見せておかないと、アメリカに渡ってからの第二ラウンドに不安を残します。目標を優勝に置くなら、アジアラウンドは2連勝の突破をノルマにしたいです。

また、この東京ラウンドは、かなり日本有利な組み合わせになっています。初戦の相手が中国であること、次の試合が連戦でなく中1日空いていることがあります。抽選で決めたようにはどうしても思えない組み合わせですが、次の試合に負けてしまうと、この有利な組は意味がなくなります。日本は2勝すると信じて組んだ、大会事務局の配慮を無駄にしないで欲しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする