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バンクーバーの大本命?(上村愛子)

2009-03-17 18:57:36 | 他スポーツ
今日はサッカーネタを離れて、ウインタースポーツで出た快挙の話です。その主役は女子モーグルの上村愛子選手です。もともと、昨年のW杯で総合優勝するなど、実力は世界トップクラスということは疑いありませんでしたが、今回は地元開催の優位さはあったにせよ、世界選手権優勝です。

モーグルは、長野五輪で活躍した里谷多英選手や、当時から美人で有名だった上村選手が、一躍有名にした競技ですが、ご存知ない方のためにどんな競技か説明すると、こぶのある斜面をぶれなく滑り降りる技術と、ジャンプ台で見せるアクロバティックな技(エア)と、最終的なゴールタイムの3要素をポイント化する採点競技です。

上から映し出される映像を見る限りでは、相当のスピードが出る急斜面ですから、こぶをターンするのもそう簡単ではないでしょうが、17歳で五輪に出た上村選手くらいの技術があれば、おそらくターンは問題ないはずで、ポイントはエアということになるでしょう。

里谷選手が金メダルを取った長野五輪当時は、女子ではエアで入れる技は高ささえあれば一つでもよいということになっていました。しかし、新興競技の宿命として、レベルアップが早いというものがあります。今では、技を二つ入れるか、フリースタイルスキーのエアリアルのように3次元で回転する「3D」という技が必要になりました。

上村選手は、世界に先駆けて3Dに挑戦した選手で、最初は結構失敗もありましたが、今では当たり前のように確実に決めています。ただ、毎回メダル候補に挙げられながら、いつも惜しい差でメダルを逃しています。

ただ、それでも3度の五輪で一度も入賞圏内を外していないのはさすがですが、ついに世界選手権優勝という実績を得た今回のバンクーバー五輪は、金メダル候補筆頭という評価で臨むことになります。

マスコミには比較的淑女的な態度の彼女ですが、あまり騒ぎ過ぎてプレッシャーを掛けないように、マスコミは気を付けて欲しいです。

モーグルという競技には怖さもあって、予選の順位は通過不通過を決めるためだけに使われ、たとえ予選をトップで通っても何のアドバンテージも与えられません。決勝で本来の滑りをして、初めて金メダルが取れる競技だということを、頭の片隅に留めておいていただければ嬉しいです。
コメント
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