サッカーがオフの時期は、結構マラソンも好きで見ています。日曜のびわ湖毎日マラソンは、湖岸で開催されることもあって、風の影響を受けることもありますが、平坦でタイムの出やすいコースです。
女子マラソンはペースメーカーはほとんどいませんが、男子マラソンはペースメーカーがあるのが当たり前で、このペースメーカーに30kmまで先頭を走ってもらって、それがレースの展開を決めることがほとんどです。
高岡が日本記録を出したときも、高岡が記録を出しやすいように、5km14分台のラップを刻んで欲しいとペースメーカーに注文が出たほどでした。そのペースメーカーの動きは、レース前の注目でしたが、5km15分ちょうどくらいと、2時間7分台が狙えるラップでした。
そのラップタイムに不満だったのが、招待選手最年長の39歳、テルガト選手(ケニア)でした。彼は2時間4分台という、かつての世界記録保持者ですが、39歳という年齢を考えると、顔見せ興行で日本に来たかもしれないと思って、レース前はほとんど期待していませんでした。
しかし、そんなテルガトが、レース前に語っていたのは、「僕は5km14分台の方がいい」という強気のコメントでした。これを聞いたら、彼は日本に勝ちに来ているという意欲はあることを感じました。テルガトは、アトランタ、シドニー五輪の10000mで銀メダルの実績があり、ケニアでは「ケニア陸上界の父」と呼ばれているそうですが、39歳の今でも向上心は衰えていないことを感じます。
レースは途中まで順調にペースメーカーが引っ張り、テルガトもきっちり先頭集団にいたのですが、本来ならばイーブンペースで走るのは得意なはずの、ペースメーカーのラップタイムが5km15分半程度まで落ちました。
これは風の影響だったのですが、テルガトはこれを見て記録より勝負のレースになると、ベテランらしく見抜きます。ペースメーカーの外れた30km以降は、先頭集団が自分でラップを刻むことになりますが、そのラップは16分台と、男子マラソンにしては遅いラップになります。
この展開を見て、5人の集団の中から、清水選手が世界の強豪をまとめてちぎろうと意欲的に引っ張りましたが、テルガトはそのペースには十分対応可能で、しっかり集団の後ろにつけてチャンスを待ちました。
その結果、テルガトはタイムこそ2時間10分台でしたが、きっちり優勝して日本のファンの期待に応えます。彼こそ真のプロだと思います。
女子マラソンはペースメーカーはほとんどいませんが、男子マラソンはペースメーカーがあるのが当たり前で、このペースメーカーに30kmまで先頭を走ってもらって、それがレースの展開を決めることがほとんどです。
高岡が日本記録を出したときも、高岡が記録を出しやすいように、5km14分台のラップを刻んで欲しいとペースメーカーに注文が出たほどでした。そのペースメーカーの動きは、レース前の注目でしたが、5km15分ちょうどくらいと、2時間7分台が狙えるラップでした。
そのラップタイムに不満だったのが、招待選手最年長の39歳、テルガト選手(ケニア)でした。彼は2時間4分台という、かつての世界記録保持者ですが、39歳という年齢を考えると、顔見せ興行で日本に来たかもしれないと思って、レース前はほとんど期待していませんでした。
しかし、そんなテルガトが、レース前に語っていたのは、「僕は5km14分台の方がいい」という強気のコメントでした。これを聞いたら、彼は日本に勝ちに来ているという意欲はあることを感じました。テルガトは、アトランタ、シドニー五輪の10000mで銀メダルの実績があり、ケニアでは「ケニア陸上界の父」と呼ばれているそうですが、39歳の今でも向上心は衰えていないことを感じます。
レースは途中まで順調にペースメーカーが引っ張り、テルガトもきっちり先頭集団にいたのですが、本来ならばイーブンペースで走るのは得意なはずの、ペースメーカーのラップタイムが5km15分半程度まで落ちました。
これは風の影響だったのですが、テルガトはこれを見て記録より勝負のレースになると、ベテランらしく見抜きます。ペースメーカーの外れた30km以降は、先頭集団が自分でラップを刻むことになりますが、そのラップは16分台と、男子マラソンにしては遅いラップになります。
この展開を見て、5人の集団の中から、清水選手が世界の強豪をまとめてちぎろうと意欲的に引っ張りましたが、テルガトはそのペースには十分対応可能で、しっかり集団の後ろにつけてチャンスを待ちました。
その結果、テルガトはタイムこそ2時間10分台でしたが、きっちり優勝して日本のファンの期待に応えます。彼こそ真のプロだと思います。