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こんな手もあり(3/28日本対バーレーン)

2009-03-29 10:16:18 | ワールドサッカー
まずは誤報の訂正をします。バーレーンはこれまでW杯予選を戦ってきたベストメンバーでした。やはり、日本に負けても良いなどということはもちろんなく、あくまで逆転2位を狙って勝ちにくるプランでした。

ただ、その勝ち方のプランは、典型的な格下サッカーで、4バックを全員守備専念にするものでした。ただ、バーレーンのCBは高さのあるマルズーキと、スピード型のアドナンのコンビがしっかりしていました。こういう相手には普通にクロスを上げてもなかなか点は取りにくいです。

そんな相手に、岡田監督の取った策はなんと急造3バックに最終ラインを組み換え、両SBを前に出して攻めの枚数を一枚増やすものでした。あれだけ攻撃タイプを並べている中盤で、誰が最終ラインに入るの?という疑問はもちろんあると思いますが、それは遠藤でした。

ただ、バーレーンが前に来たらSBを戻していつもの4バックにするというプランは当然あったと思います。遠藤の最終ラインは、どうしても本職のCBのような強さはありませんから、バーレーンにそこを集中的に狙われると厳しいと思います。

この試合の得点は、皆さんご存知のように中村俊輔のFKで、しかも壁に当たって偶然コースが変わったものです。しかし、これを理由に、昨日の勝利は偶然だと断言はしないつもりです。むしろ、あれだけチャンスを作れば、勝利は必然だったと思います。バーレーンに徹底的に引かれて苦しみましたが、変なミスでカウンターを食らったり、集中ができていないようなまずいプレーはあまりなかったです。

これまで、当ブログで、岡田ジャパンのサッカーは2トップを組み立てに参加させず、サイドハーフかボランチがキープすると書いてきましたが、実は岡田監督の理想はSBがキープする形ではと想像できます。昨日も内田がクロスバーに当たる強烈なシュートを放ったり、SBのところで前目にボールを落ち着かせれば、豪州戦の課題であった「真ん中の枚数が足りない」という課題をある程度解決してくれます。

たまたま、この試合ではその形の成果は出ず、結果は最小得点差の勝利でしたが、岡田監督が「チームの一体感が出ている」と語るように、チームとしては進歩していると思います。世界の強豪相手に、SBがキープできるサッカーが本当にできれば面白いですが、現実的には苦しいでしょうが。
コメント
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