名古屋戦のヒーロー、ダヴィのシュートを2本防いだ坪井慶介選手について書きます。坪井は福岡大学を卒業して浦和に入りましたが、ちょうど当時のオフト監督がマンツーマンDFを採用するために、相手FWをどこまでも追い回せるDFを探していたのが追い風になりました。
新人でありながら、開幕戦から当たり前のようにスタメンに入り、2002年にはフル出場しながら1枚もイエローカードを受けなかったことで、全国的に有名になりました。ジーコ代表監督にも貴重なスピード系DFとして評価され、代表40試合の大半はジーコ監督時代です。
ただ、坪井が目立ったのは、日本人初の「代表引退」もあったと思います。オシム監督にも岡田監督にも代表に呼ばれていましたが、ほとんどの試合でベンチ要員で、ちょうどACLの優勝で消耗し切っていたこともあって、浦和に絞って世界を目指すという考えになったのでしょう。
しかし、この代表引退宣言の直後、坪井は今まで経験したことがないほどの、極度の不振に陥ります。坪井を代表レベルのDFと信じて疑わなかった浦和サポの期待を裏切る、単純なクリアさえできないというひどい状態になっていました。
ただ、代役の堤も頑張りましたが、坪井のスピードは他の選手には真似ができません。坪井は2008年の後半にようやく復活を果たし、浦和には坪井が必要と、その重要性にようやくサポも気付きました。
今年、フィンケ監督に変わってから、最悪CB2枚で守る場面があるなど、坪井への負担は増しています。ただ、それまではあまり見せなかったオーバーラップでスタンドを沸かせるなど、新しい境地を開いてもいます。
京都戦も、相手のスピード系FWのパウリーニョをしっかり監視して、パウリーニョにシュートを許さず、パウリーニョを前半限りでベンチに追いやっています。今、浦和が1-0で勝てる理由に、攻撃的なサッカーを進めて支配率を上げているからと、フィンケ監督は言っています。
しかし、カウンターを食っても、坪井を中心としたDF陣が驚異的な粘りで必死で相手のシュートをブロックできるというプレーが効いていることも見逃せません。山田直輝や原口が表の主役なら、坪井は影の主役と思います。
新人でありながら、開幕戦から当たり前のようにスタメンに入り、2002年にはフル出場しながら1枚もイエローカードを受けなかったことで、全国的に有名になりました。ジーコ代表監督にも貴重なスピード系DFとして評価され、代表40試合の大半はジーコ監督時代です。
ただ、坪井が目立ったのは、日本人初の「代表引退」もあったと思います。オシム監督にも岡田監督にも代表に呼ばれていましたが、ほとんどの試合でベンチ要員で、ちょうどACLの優勝で消耗し切っていたこともあって、浦和に絞って世界を目指すという考えになったのでしょう。
しかし、この代表引退宣言の直後、坪井は今まで経験したことがないほどの、極度の不振に陥ります。坪井を代表レベルのDFと信じて疑わなかった浦和サポの期待を裏切る、単純なクリアさえできないというひどい状態になっていました。
ただ、代役の堤も頑張りましたが、坪井のスピードは他の選手には真似ができません。坪井は2008年の後半にようやく復活を果たし、浦和には坪井が必要と、その重要性にようやくサポも気付きました。
今年、フィンケ監督に変わってから、最悪CB2枚で守る場面があるなど、坪井への負担は増しています。ただ、それまではあまり見せなかったオーバーラップでスタンドを沸かせるなど、新しい境地を開いてもいます。
京都戦も、相手のスピード系FWのパウリーニョをしっかり監視して、パウリーニョにシュートを許さず、パウリーニョを前半限りでベンチに追いやっています。今、浦和が1-0で勝てる理由に、攻撃的なサッカーを進めて支配率を上げているからと、フィンケ監督は言っています。
しかし、カウンターを食っても、坪井を中心としたDF陣が驚異的な粘りで必死で相手のシュートをブロックできるというプレーが効いていることも見逃せません。山田直輝や原口が表の主役なら、坪井は影の主役と思います。