ちょっと古い話になりますが、浦和のMF赤星貴文選手が7月から山形にレンタル移籍しました。赤星は、昨年はJ2の水戸に在籍して、ほとんどの試合でトップ下に座る活躍でした。なぜ浦和が呼び戻したかという理由ですが、ポンテの復調に確信が持てなかったからでしょう。
たぶん、フィンケ監督が4-4-2のサッカーを導入することはフロントも知らされていて、ポンテがフィットしない可能性もあると思って、同じポジションの赤星を補充したのでしょう。そういう意味では、赤星のライバルはポンテだった訳です。
ただ、確かに5月以降離脱はしましたが、ここまでのポンテの活躍は予想以上で、エジミウソンがスペースを狙う動きを引き出すなど、チーム全体としても活気付きました。また、運動量の多いタイプではない赤星にとっては、山田直輝の台頭も痛かったでしょう。
山田直輝のボランチとFWの間をつなぐ、広い範囲を動ける活動力は、赤星には真似のできない芸当で、これで赤星は練習では好調を伝え聞くものの、試合では出番がないという苦しい状況が続きました。しかし、そんなとき、サテライトを見ていた複数の他チームのスカウトから、「赤星をチームの軸にしたい」というオファーを受けます。
私は残念ながら、赤星を1試合通して見たことは、藤枝東時代の高校選手権しかありませんが、赤星には彼にしかない能力もあります。それは左足のアウトサイドなど、他の選手が扱えない場所でボールを扱えることです。
つまり、相手にとっては取りにくい位置にボールを置けますから、キープ力なら小野伸二と比較しても遜色ありません。水戸で主力選手になれた実績も効いていて、J2ならどこでも通用するとは思っていました。
今回、オファーが来たのはJ1の山形でしたが、確かに動ける選手の多い山形ではキープ力のある赤星は異質のキャラクターです。おそらく山形ではボランチ候補になるでしょうが、そのテクニックをスカパーの中継で見られる日を楽しみにしています。
たぶん、フィンケ監督が4-4-2のサッカーを導入することはフロントも知らされていて、ポンテがフィットしない可能性もあると思って、同じポジションの赤星を補充したのでしょう。そういう意味では、赤星のライバルはポンテだった訳です。
ただ、確かに5月以降離脱はしましたが、ここまでのポンテの活躍は予想以上で、エジミウソンがスペースを狙う動きを引き出すなど、チーム全体としても活気付きました。また、運動量の多いタイプではない赤星にとっては、山田直輝の台頭も痛かったでしょう。
山田直輝のボランチとFWの間をつなぐ、広い範囲を動ける活動力は、赤星には真似のできない芸当で、これで赤星は練習では好調を伝え聞くものの、試合では出番がないという苦しい状況が続きました。しかし、そんなとき、サテライトを見ていた複数の他チームのスカウトから、「赤星をチームの軸にしたい」というオファーを受けます。
私は残念ながら、赤星を1試合通して見たことは、藤枝東時代の高校選手権しかありませんが、赤星には彼にしかない能力もあります。それは左足のアウトサイドなど、他の選手が扱えない場所でボールを扱えることです。
つまり、相手にとっては取りにくい位置にボールを置けますから、キープ力なら小野伸二と比較しても遜色ありません。水戸で主力選手になれた実績も効いていて、J2ならどこでも通用するとは思っていました。
今回、オファーが来たのはJ1の山形でしたが、確かに動ける選手の多い山形ではキープ力のある赤星は異質のキャラクターです。おそらく山形ではボランチ候補になるでしょうが、そのテクニックをスカパーの中継で見られる日を楽しみにしています。