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女子マラソン草創期

2009-07-18 16:26:24 | 他スポーツ
先日、日本の女子マラソン草創期にトップレベルの選手として活躍した、旧姓佐々木七恵さんの訃報を耳にしました。佐々木さんが活躍していた時代は私は少年で、記憶は薄いですがたどってみます。

佐々木さんは、女子マラソンが珍しかった時代、当時は女性の長距離は長年危険とされ、高校駅伝にも女子の部はなかった頃の選手でした。そんな佐々木さんは男子の実業団の有名な監督のもとで鍛える道を選びます。

同じ時代のライバルに、現在女子マラソンの解説者として活躍している増田明美さんがいて、日本の女子マラソンは佐々木さんか増田さんかと言われていた時代がありました。ただ、増田さんは少女時代から天才と呼ばれてトップスピードに乗ったときの切れは誰も真似できませんでしたが、負傷による途中棄権が多く悲運のイメージがありました。

対する佐々木さんは、草創期の東京国際女子マラソンで優勝するなど比較的安定した選手で、増田さんと二人でロサンゼルス五輪(1984年)に出場していました。ただ、増田さんは途中棄権、佐々木さんもメダル争いには絡めませんでした。

しかし、その後の女子マラソンは隆盛の流れになり、高橋尚子、野口みずきと二人の金メダルを生み出すに至りました。女子の実業団にも名門が次々生まれ、小出監督のような女子陸上専門の優秀な指導者も出します。

今や女子マラソンは、確実に視聴率が取れる番組として、東京国際以外にも、大阪、名古屋の3大マラソンができ、五輪や世界選手権の選考でも盛り上がります。そんな流れを作ったのが、佐々木さんたち草創期の選手だったと思います。

最後になりますが、佐々木七恵さんのご冥福を祈ります。
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