Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

論理で語れない勝利(7/11浦和対広島)

2009-07-11 22:00:44 | 浦和レッズ
普段なら、私のブログはどんな展開になろうと、淡々と試合内容を語るのがいつものパターンです。しかし、今日だけは自らの分析能力の未熟さはあるにせよ、なぜ勝てたか分かりません。ホームスタジアムの優位さで勝ったというような、非論理的なことを思わず口にしてしまいます。

もちろん、こういうことを言うのは理由があります。それは浦和に勝てそうな要素がほとんどなかったからです。一般論では、広島のように空いたスペース目がけてどんどん走るサッカーのチームにとっては、浦和のように完成されていない4バックのモダンサッカーは絶好のカモです。

事実、試合のかなりの時間、浦和は広島のカウンターを止められていませんでした。個人的に注目していたのはストヤノフのオーバーラップに誰がチェックに行くかでしたが、前半の浦和はポンテが行っていました。本来なら、ストヤノフのチェックは広島のカウンターを止めるためには重要な要素ですから、チームで一番守備が得意でないポンテに行かせてはいけません。

それ以外にも、ポンテは前半、パスを出し切れずカウンターを食ったり、せっかくクロスまで行ってもストヤノフにクリアされ、このまま終われば「ポンテ対ストヤノフ」というブログのタイトルまで考えていました。これだけ攻められたのは、やはり浦和の4バックのバランスが整っておらず、西澤の裏をしっかりカバーできていなかったからでしょう。

後半、浦和ベンチは西澤を下げてエスクデロを投入します。開幕から一度もやったことがない、鈴木啓太1ボランチのダイヤモンド型の中盤です。正直、期待はしていませんでした。練習でもやったことはなさそうですし、ダイヤモンドをやるならサイドのMFが均等に守備を分担するのですが、右MFに入るエスクデロの守備意識がどうかと思われたので、結局原口が引かされてしまうのではと思っていました。

しかし、浦和は広島のお株を奪うカウンター攻撃で、高原がうまくキープしてエジミウソンを裏に走らせました。これで同点にした浦和は、今度は動きが落ちた広島の両サイドに幅広くボールを供給してチャンスを作りました。それでもエジミウソンがPKを外したあたりは悪いムードでしたが、セットプレーで勝ち越してしまえるあたりは、スタジアムが勝たせたと言ってもいいかもしれません。
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ダヴィのカタール移籍

2009-07-11 13:59:37 | 他チーム
今日の広島戦は、ナイトゲームなので即日更新は難しいかもしれないので、穴埋めネタを用意しておきます。他チームネタですが、名古屋のFWダヴィがカタールのウンム・サラルに移籍したというニュースがありました。

ウンム・サラルはACLで8強に残っている強豪ですが、名古屋でACLに出場しているダヴィは、欧州のルールから推測すると、移籍先では今年いっぱいはACLには出られないでしょう。従って、ダヴィの出番はリーグ戦だけになりますが、そこまでしてもJリーグで結果を残している即戦力が欲しかったのでしょう。

ただ、名古屋はドイツのカールスルーエから豪州代表のケネディを獲得しています。この話を聞いたとき、「ダヴィとケネディは合わないな」と思ったのも確かです。外国人枠的には同時に在籍することは可能ですが、理由はそのプレースタイルにあります。

ダヴィというFWは、昨年J2に降格した札幌で結果を残したときもそうでしたが、基本的に一人で強引にシュートに持っていくタイプです。札幌では守備的な戦術のために味方のフォローがほとんど期待できないため、このダヴィのプレースタイルは重宝しました。

ただ、ダヴィはパスがもらえる名古屋に来ても、そのスタイルを変えませんでした。おそらくストイコビッチ監督が許可したとは思いますが、何でも自分で行ってしまうダヴィのやり方に不満があった選手もいたと思います。

これに対して、ケネディは豪州代表で見る限りでは、「パスはあげるから自分の動きを見てくれ」というFWに思えます。基本的に自分で点を取るよりは、周りに点を取らせることが得意なポストプレーヤーで、反応の早いタイプと組むと結果を出しそうです。

もし、ダヴィとケネディが組んでいたらと想像すると、ダヴィは全然ケネディにボールを出さないでしょうし、ケネディもダヴィに出すくらいなら自分で決めると、2トップが個人プレーに走ってしまう恐れはありました。

そんな疑問が、ダヴィの移籍でようやくわかったのですが、中東に移籍するのはプロである以上、一円でも多くもらえるところへ行くという、ある意味プロ意識だと思います。ただ、生活習慣に慣れるのは大変でしょうし、結婚していれば家族が慣れるのも大変です。リスクある移籍ではありますが、決断した以上新天地での活躍を期待したいです。
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