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プロ野球交流戦

2011-05-20 18:54:07 | 他スポーツ
5月のGWの季節を過ぎると、プロ野球は交流戦の時期になります。例年なら開幕から1ヶ月過ぎていて、チームの勝ちパターンなどは整理されている頃なのですが、今年は震災で開幕が遅れたので、開幕直後のどたばた状態を抜け出せないまま交流戦に入ったチームもあります。

この交流戦はプロ野球界がオリックスと近鉄の合併問題で揺れた時期に、おそらく巨人戦や阪神戦をつけて新球団の楽天を救済する意図があったと推測しています。メジャーリーグが先に交流戦をやっていたのでノウハウはあり、セリーグの本拠地はDHなし、パリーグの本拠地はDHありというルールにはもめることはありませんでした。

しかし、この交流戦はプロ野球の戦力の整備のやり方を変えてしまうほどの大きな影響を両リーグのチームに与えました。パリーグのチームにとっては、チームで一番打つ選手を決してDHに置かないことが必要になりました。

セリーグの本拠地の試合は12試合もありますから、この試合で四番バッターを欠いて戦うのは、非常に痛いということになります。一口に12試合と言っても、8勝4敗と4勝8敗では4ゲームの差がつきます。僅差で決まることの多い、クライマックスシリーズの3位争いでは致命的な差になります。

確かに、今のパリーグを見ると、西武の中村も三塁を守っていますし、ソフトバンクのカブレラも一塁を守っています。名手でなくてもいいから守れる選手を四番に置くのは、デストラーデというDH専門の選手がクリーンナップを打っていたかつての西武とは時代が違うと感じます。

セリーグの方も、かつては日本シリーズでDH制を得るとうまく使いこなせず、DHが八番や九番を打っていたチームもありました。しかし、巨人のラミレスのように守備に不安のある選手をDHに置いて代わりに守備の良い選手を出すこともできますし、普段なら代打要員という選手を六番DHに置いて打線の破壊力を増すこともできます。

全チームと対戦することになって、野手のキーマンの捕手が移籍するとサインを全部変えるというような変化も、以前は同一リーグ間の移籍だけでしたが、今は年中行事になっているでしょう。

また、2連戦が主体なのでローテーションの谷間が少なく、いい投手が見られる確率も高いです。きっといい方向の変化だったと、すっかり定着した今では思います。
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