家の片付け

地震対策で、いろいろたまっていた古いものを処分しようと、GWに家の片付けを行いました。しばらく使っていないものはいろいろあるもので、私の野球用グラブやフリスビー、コカ・コーラの懸賞で当たったボストンバックなどが出てきました。

グラブは長いこと使用していなかったため、カチカチで柔らかくするには相当の手間がかかるという理由で処分し、コカ・コーラのボストンバックも今やキャリーバッグの時代でボストンバックなど持っている人はいないと思って、一度も使っていない未練は少しありましたが捨てました。

その中で唯一捨てられなかったのは、千代の富士の優勝額ミニチュアです。千代の富士が引退したときに新聞紙上で、最後の優勝になった平成2年九州場所の額を売るという記事があり、小遣いから出して買ったものです。

母は「どうせ見ないよ」と冷ややかでしたが、私の世代で最強の横綱だった千代の富士の思い出は残しておきたいと、とっておきました。また、今回の片付けでは私のところばかりではなく、父が管理していた古い本棚にも手が入りました。

感動的だったのは、父が私が生まれた当時の日記を残していたことです。私は日曜日の未明に生まれたのですが、土曜日の夜、当時の人気番組の「8時だよ全員集合」を見ているときに母が産気付いて翌日出産という流れになったという話です。

この中で、私が大人になったら読むかもしれないと思って、父が書いた私宛ての手紙がありました。私の名前は私が幸せになって欲しいと、みんなで一生懸命考えた名前なんだよと書いてありました。これを見て、少し涙が出てきました。

まさか30歳を過ぎて、生まれた当時の父のメッセージを読むとは思っていませんでしたが、病気の連続で両親に心配をかけている現状を見ると、私は名前に追い付いていないなと思います。

また、母がコーラスをやっていてソプラノの担当だったことも知りました。確かに歌番組で口ずさんでいるのを聞くとうまいです。当時は少年だったため、母がコーラスをやっている事実以外は覚えていませんが、その歌のうまさは私には遺伝していません。