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技量審査場所、終わる

2011-05-24 18:40:40 | 他スポーツ
大相撲の八百長問題で、入場無料、外部表彰一切辞退という異例の場所になった夏場所の代わりの技量審査場所が終わりました。観客は8割くらいの入りだったようで、相撲が好きだというファンは根強いことを強く感じました。きっと、名古屋場所は有料にしても赤字にならない程度には観客は入ると思います。

毎回、千秋楽が終わると、映像でわかるレベルでその場所の総括をするのですが、今回ばかりは映像自体がないので、各力士の取り口の話はできません。ただ、優勝はしたとはいえ白鵬が2敗もしたのは驚きです。

今場所前の計量では多くの力士の体重が減っていたという話で、相撲で場所が中止になることはあり得ないと毎場所ぎりぎりの仕上げをしてきた力士が、この中断期間をうまく使えなかった印象を受けます。

外部有識者の話では、相撲の年6場所はオフを取れる期間が場所終了後の1週間しかないため、力士にとってはきついだろうと同情の声もありました。八百長をなくすには負傷したときの公傷制度を復活すべきだという意見もありました。

しかし、さすがにあれだけの不祥事の直後だけに、今場所八百長をやった力士は皆無だったと信じたいです。毎場所怪しいと言われている7勝7敗の力士の千秋楽の勝率が高いという事実もありますが、今場所は5割ちょうどだったらしく、統計通りになりました。

白鵬の2敗に関しては、日馬富士戦の敗戦のときは取り組み直前に地震があったという情報で、魁皇戦は相手にこれ以上はないという右上手を引かれる会心の相撲を取られました。優勝が決まると気が緩む癖があったモンゴルの先輩の朝青龍とは違って、白鵬はメンタルは強いと評価していましたが、今場所だけはたぶん変な意味で注目される嫌な場所で、早く終わって欲しいという気持ちが隙になったのかもしれません。

魁皇は今場所も9勝6敗でしのぎました。千代の富士が持つ通算最多勝利(1045勝)はあと1勝で、ほぼ達成は間違いなくなりました。千代の富士の強さとは違って、魁皇の場合は驚異的な力士寿命の長さを評価すべきですが、このまま行けば昭和以降の大関としては未踏の39歳を迎えるかもしれません。彼もまた、歴史に名を残す力士になりました。
コメント (2)
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