一夜明けて、落ち着いて考えてみると、昨日の浦和はペトロが会見途中で退席するのはわかるほどひどい試合をしてしまいました。昨日ジョルジ・ワグネルのサイドを仕掛けたらと言いましたが、逆にいえばそれしか浦和が勝てそうなポイントはなかったというべきです。
厳しいことを言えば、やはり2点ビハインドにしてしまっては、相手が攻めてくるわけがありません。ジョルジ・ワグネルも後半に入ってからはタッチライン際に置かれ、慎重に戦ってくるのは当然といえます。そういう状態で、浦和はセカンドボールが拾えず、容易にカウンターを食らいますし、まるで一人少ないのではと思うほどボールがつながりませんでした。
柏木やマルシオもパスをカットされてピンチを招きましたし、エスクデロも厳しいことを言えば、橋本にマンツーマンで付かれたくらいで消されてしまってはスタメンは張れないぞと思います。また、野田も無理なパスを狙いすぎて浦和のチャンスを潰してしまいました。J2なら通るという感覚なのかもしれませんが、柏が二人マークが付いているところに出しても原口一人では無理です。
それでも、まだリーグ戦は続きます。チーム状態が悪いときにGWの3連戦を迎えてしまって3連敗とは流れの悪さを感じますが、幸い次から3試合続けてホーム戦になります。移動の問題がなく、週1試合になれば戦術的な修正をできる時間もあります。次のC大阪戦は勝たないといけない試合になりました。
いい選手はいるはずというのは、福田、伸二、ペトロ、ベギリスタインがいて降格した1999年にも感じていました。やはりサッカーはいい選手がいるだけでは勝てません。あの当時はアウェイ名古屋戦の1-8とか救い難い試合もしていますが、昨日の柏戦は原口がゴールを決めて得失点差に貢献しました。
今のチーム得点王が原口ということもあり、まだ救いはあると思っています。昨日の試合はあまりにもひどかったですが、これが本来の浦和ではないはずです。まだペトロのウイングサッカーを否定はしたくありません。