Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

九州場所6連覇(白鵬)

2012-11-28 16:51:42 | 他スポーツ
大相撲九州場所は白鵬の優勝に終わりました。涼しい九州場所は比較的荒れにくく、横綱が優勝することが多い場所です。かつての大横綱、千代の富士も九州場所は得意にしていました。今場所も白鵬が九州場所6連覇という順当勝ちで、貴乃花の優勝回数22回を破る23回目の優勝を決めました。

今場所は新横綱日馬富士の相撲に注目が集まりましたが、大関時代の2場所連続全勝優勝は正直できすぎの感はありました。ただ、大関時代なら不問に付されたはずの9勝6敗が横綱審議委員会で厳しく指摘されてしまうのは横綱の厳しさで、来場所こそ優勝争いに絡んで汚名返上をしないといけなくなりました。

白鵬はそういう厳しい地位の横綱を当たり前のように務めている驚異的な存在です。3場所連続で優勝を逃しただけで話題に上るほど勝つのが当たり前の白鵬の強さを感じます。土俵入りの形も日馬富士とは比べものにならないほどうまく、不知火型の下から両手を引き上げる力感はさすが大横綱です。

白鵬は63連勝もあり、既に歴史に名を刻む大横綱ですが、年齢もまだ27歳と若く、故障がほとんどないので、まだまだこれから記録を作って欲しいです。白鵬の好不調は下半身の安定感を見ればだいたいわかります。

今場所は琴欧洲に左前みつを引かれ、横から攻められて唯一の黒星を喫していますが、それ以外は土俵際に詰まっての逆転のような危ない相撲はありませんでした。白鵬は無理に太ると動きが鈍くなるという理由で体重をほぼ一定にキープしていて、立ち合いで変化されても対応が効きます。

白鵬はモンゴル相撲の経験はありますが、ある程度完成していた朝青龍と違って、来日したときは体重が67kgしかなく、とても強くなるような力士には見えなかったそうです。宮城野親方が受け入れなければ相撲界には入門できませんでした。

しかし、そんな力士に柏戸や大鵬のように一時代を築いて欲しいという願いを込めて白鵬と名付けた期待には既に十分応えました。白鵬は昔の相撲界のこともよく勉強していて、日本人以上に日本人らしい横綱だと思います。
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防御率1点台(大野豊)

2012-11-28 11:32:39 | 他スポーツ
今日も体調不良で会社を休んでおり、こんな時間の更新です。私の少年時代、スポーツ中継といえば巨人戦の時代でしたが、広島ファンの友人がいたこともあって少年時代のスターといえば広島カープの大野豊投手でした。大野はリトルリーグの経験がなく、高校も軟式野球部で、広島入団もテストで入ったドラフト外の無名選手でした。

大野といえば、腕を大きく下にかざして勢いをつけて投げる、村田兆治を左にしたような本格派です。ただ、左投手の宿命で、最初に一軍に定着したときは対左打者の中継ぎでした。先発になったのは1984年の10勝が最初でしたが、大野と聞いて一番思い出すのは1988年の沢村賞です。

この年はカープ打線が不振で、大野が好投しても見殺しになった試合もあり、勝ち数こそ13勝でしたが、防御率1.70という驚異的な数字を出します。当時は打高投低の時代で、阪神が1985年に優勝したときはチーム防御率4点台でしたし、防御率1位のタイトルも2点台半ばくらいで受賞することができました。

そんな時代の1点台ですから、今年の新人王、広島カープの野村祐輔の1点台より価値はあると思います。私も先発投手が1点台の防御率を出すのは信じられなかったほどで、大野のこのときの1点台は素直に尊敬できました。

大野といえば、典型的なアスリート型の選手だったことも記憶にあります。野球選手の中にはメタボ体型で野球以外はできないような選手もいますが、大野は投手ながら打率2割5分を超え、内野安打を稼ぐこともできる俊足で身体能力の高さが売り物の選手でした。引退した後も現役時代とあまり変わらない体型を維持しており、運動することが好きなのだろうと感じます。

大野は43歳まで現役で、FA制度ができた年にはメジャーからもオファーが届いた事実があります。年齢的に全盛期を過ぎていると断りましたが、野茂がメジャーで通用する前から日本球界には潜在的にはいい選手がいると、メジャー側もよく調べているなと感心しました。

大野は今は広島の投手コーチです。FA宣言しないで広島に残ったことで幹部候補生になったとも言えるので、あまりFA宣言してメジャーを目指すのはどうかと考えることもあります。
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