大相撲九州場所は白鵬の優勝に終わりました。涼しい九州場所は比較的荒れにくく、横綱が優勝することが多い場所です。かつての大横綱、千代の富士も九州場所は得意にしていました。今場所も白鵬が九州場所6連覇という順当勝ちで、貴乃花の優勝回数22回を破る23回目の優勝を決めました。
今場所は新横綱日馬富士の相撲に注目が集まりましたが、大関時代の2場所連続全勝優勝は正直できすぎの感はありました。ただ、大関時代なら不問に付されたはずの9勝6敗が横綱審議委員会で厳しく指摘されてしまうのは横綱の厳しさで、来場所こそ優勝争いに絡んで汚名返上をしないといけなくなりました。
白鵬はそういう厳しい地位の横綱を当たり前のように務めている驚異的な存在です。3場所連続で優勝を逃しただけで話題に上るほど勝つのが当たり前の白鵬の強さを感じます。土俵入りの形も日馬富士とは比べものにならないほどうまく、不知火型の下から両手を引き上げる力感はさすが大横綱です。
白鵬は63連勝もあり、既に歴史に名を刻む大横綱ですが、年齢もまだ27歳と若く、故障がほとんどないので、まだまだこれから記録を作って欲しいです。白鵬の好不調は下半身の安定感を見ればだいたいわかります。
今場所は琴欧洲に左前みつを引かれ、横から攻められて唯一の黒星を喫していますが、それ以外は土俵際に詰まっての逆転のような危ない相撲はありませんでした。白鵬は無理に太ると動きが鈍くなるという理由で体重をほぼ一定にキープしていて、立ち合いで変化されても対応が効きます。
白鵬はモンゴル相撲の経験はありますが、ある程度完成していた朝青龍と違って、来日したときは体重が67kgしかなく、とても強くなるような力士には見えなかったそうです。宮城野親方が受け入れなければ相撲界には入門できませんでした。
しかし、そんな力士に柏戸や大鵬のように一時代を築いて欲しいという願いを込めて白鵬と名付けた期待には既に十分応えました。白鵬は昔の相撲界のこともよく勉強していて、日本人以上に日本人らしい横綱だと思います。
今場所は新横綱日馬富士の相撲に注目が集まりましたが、大関時代の2場所連続全勝優勝は正直できすぎの感はありました。ただ、大関時代なら不問に付されたはずの9勝6敗が横綱審議委員会で厳しく指摘されてしまうのは横綱の厳しさで、来場所こそ優勝争いに絡んで汚名返上をしないといけなくなりました。
白鵬はそういう厳しい地位の横綱を当たり前のように務めている驚異的な存在です。3場所連続で優勝を逃しただけで話題に上るほど勝つのが当たり前の白鵬の強さを感じます。土俵入りの形も日馬富士とは比べものにならないほどうまく、不知火型の下から両手を引き上げる力感はさすが大横綱です。
白鵬は63連勝もあり、既に歴史に名を刻む大横綱ですが、年齢もまだ27歳と若く、故障がほとんどないので、まだまだこれから記録を作って欲しいです。白鵬の好不調は下半身の安定感を見ればだいたいわかります。
今場所は琴欧洲に左前みつを引かれ、横から攻められて唯一の黒星を喫していますが、それ以外は土俵際に詰まっての逆転のような危ない相撲はありませんでした。白鵬は無理に太ると動きが鈍くなるという理由で体重をほぼ一定にキープしていて、立ち合いで変化されても対応が効きます。
白鵬はモンゴル相撲の経験はありますが、ある程度完成していた朝青龍と違って、来日したときは体重が67kgしかなく、とても強くなるような力士には見えなかったそうです。宮城野親方が受け入れなければ相撲界には入門できませんでした。
しかし、そんな力士に柏戸や大鵬のように一時代を築いて欲しいという願いを込めて白鵬と名付けた期待には既に十分応えました。白鵬は昔の相撲界のこともよく勉強していて、日本人以上に日本人らしい横綱だと思います。