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清水戦マニアック分析

2018-04-16 22:48:21 | 浦和レッズ
清水はクリスランというターゲットマンを持っていますが、実際にやりたいのは中盤で組み立てるサッカーで、トップ下にいろんな選手が入り込んできました。そのため、浦和にアウトサイドを使われてしまったのですが、後半の清水は戦い方を変えてきました。左SBの松原を高い位置に張らせて、そこから橋岡のところを狙って仕掛け、クロスを狙うものでした。

つまり、橋岡対松原の1対1の勝負ということです。前半で松原を抜いてアシストをした橋岡は、厳しい「リベンジマッチ」を強いられた格好です。清水はクリスランの頭を狙うとゲームプランが定まり、54分に橋岡が抜かれて松原にクロスを浴び、クリスランに頭で折り返されてそこを金子に詰められて失点します。

前半にマウリシオの負傷で、1枚交代カードを切っていた浦和としては、選手交代で流れを変えにくい苦しい展開になってきました。大槻監督が打った手は菊池outナバウトinで、前からナバウトの運動量で追って、何とか相手のフィードの精度を落とせればという狙いのように見えました。清水も松原が高い位置にいるので、カウンターは食らいやすいですが、セカンドボールを清水が拾ってサイドへ回す狙いで攻めに来ました。

清水の2枚目の交代カード、立田out角田inはまさに松原をMFに上げる狙いです。CBタイプの角田を入れて3バックにして、極端な話松原には戻って来なくてもいいという自由を与えました。これで、橋岡は徹底して狙われることになり、何度か足がつる寸前まで行きましたが、辛くも粘り切りました。最後は柏木out青木inで中盤を補強し、鄭大世を入れて3トップにして放り込んできた清水の攻めをぎりぎりのところで跳ね返して勝利しました。

浦和としては、柏木とナバウトでなかなか攻めの形を作れなかったことが後半の苦戦の要因になりました。カウンターのチャンスは何度かありましたが、この二人のホットラインがつながればもっとシュートで終わる形は作れたと思います。ナバウトも、トラップしていい場面で倒れ込みながらのボレーを狙うなど、無理に難しいプレーを選択した判断ミスもありました。

この、押される後半を耐える試合が続いても勝てるのは不思議でもあります。決して、急造監督である大槻監督がチームを劇的に変えたのではないですが、それでもどの時間で何をすべきかは整理した印象を受けます。選手の頭の中だけでも改革したという、大槻監督の意図はこの試合にも現れていたと思います。































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