今日のリーグ戦第9節、コンサドーレ札幌戦は0-0の引き分けに終わりました。この試合が暫定監督としては最後の指揮になる大槻監督は、1か月弱の在任期間で4勝2分けと結果を出し、後任監督のオリベイラ監督にいい流れを作って渡すことに成功しました。もちろん、大槻監督は時間がない中でのチーム作りだったので、後半に5バック気味に押し込まれる課題の解決はなりませんでしたが、降格圏を出るだけでなくチームを中位まで上げました。
もっとも、この日の相手は、かつての浦和監督、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(ミシャ)が率いる札幌でした。そのため、ちょっとした野次馬根性で、札幌がどこまでミシャの3-6-1を消化しているかにも注目して見ていました。ミシャのシステムは、攻撃時に4-1-5という極端に前がかって、アウトサイドの攻撃参加を使うシステムです。
最初は札幌もそれをやろうとしていました。ボランチの深井が最終ラインに入って、宮沢がアンカー気味に残るなどはできていました。しかし、やはりまだまだ札幌はかつての浦和ほどの組織は完成していませんでした。次第に動きが落ちていき、前に5人を上げられなくなって、都倉めがけて長いボールを蹴るサッカーになってしまいました。これなら、阿部勇樹が落ち着いて対応することで流れを切れました。
この試合が引き分けに終わった理由として、考えられるのは浦和の前半の決定力不足です。札幌がミシャのシステムを消化し切れず、攻守の切り替えに課題を抱えていたので、そこをうまく狙って前半は浦和が高いボール支配率を実現させました。前半、柏木のCKを遠藤航がダイレクトボレーで合わせるビッグチャンスがありましたが、相手GKク・ソンユンのファインセーブに阻まれました。
もちろん、札幌が高い理想を持って攻撃サッカーに挑もうとしている姿勢は見られました。縦パスを都倉に入れてからの速攻は脅威で、トップ下の三好が何度も浦和ゴールを狙う強烈なシュートも見舞っています。都倉の使い方も注目して見ましたが、アーリークロスはあまり使わず、縦パスからのキープを期待しているようでした。
浦和の最終ラインは、右から岩波、阿部勇樹、槙野という3バックでした。前節、マウリシオの負傷で真ん中に入った岩波が、余り気味の位置でもらいたがる課題があったので、そこを阿部勇樹の経験と技術で締めたいという大槻監督の意図は感じました。オフサイドラインを突破されるような大きなミスは出ず、守備面の改革は当たった感を受けます。
続きは明日のマニアック分析で。
もっとも、この日の相手は、かつての浦和監督、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(ミシャ)が率いる札幌でした。そのため、ちょっとした野次馬根性で、札幌がどこまでミシャの3-6-1を消化しているかにも注目して見ていました。ミシャのシステムは、攻撃時に4-1-5という極端に前がかって、アウトサイドの攻撃参加を使うシステムです。
最初は札幌もそれをやろうとしていました。ボランチの深井が最終ラインに入って、宮沢がアンカー気味に残るなどはできていました。しかし、やはりまだまだ札幌はかつての浦和ほどの組織は完成していませんでした。次第に動きが落ちていき、前に5人を上げられなくなって、都倉めがけて長いボールを蹴るサッカーになってしまいました。これなら、阿部勇樹が落ち着いて対応することで流れを切れました。
この試合が引き分けに終わった理由として、考えられるのは浦和の前半の決定力不足です。札幌がミシャのシステムを消化し切れず、攻守の切り替えに課題を抱えていたので、そこをうまく狙って前半は浦和が高いボール支配率を実現させました。前半、柏木のCKを遠藤航がダイレクトボレーで合わせるビッグチャンスがありましたが、相手GKク・ソンユンのファインセーブに阻まれました。
もちろん、札幌が高い理想を持って攻撃サッカーに挑もうとしている姿勢は見られました。縦パスを都倉に入れてからの速攻は脅威で、トップ下の三好が何度も浦和ゴールを狙う強烈なシュートも見舞っています。都倉の使い方も注目して見ましたが、アーリークロスはあまり使わず、縦パスからのキープを期待しているようでした。
浦和の最終ラインは、右から岩波、阿部勇樹、槙野という3バックでした。前節、マウリシオの負傷で真ん中に入った岩波が、余り気味の位置でもらいたがる課題があったので、そこを阿部勇樹の経験と技術で締めたいという大槻監督の意図は感じました。オフサイドラインを突破されるような大きなミスは出ず、守備面の改革は当たった感を受けます。
続きは明日のマニアック分析で。