湘南戦プレビュー

今日はレッズの試合がなくネタがないので、来週土曜日に埼玉スタジアムで行われる湘南戦のプレビュー記事にします。湘南は勝ち点25で16位と下位に沈んでいますが、去年、一昨年とホーム埼玉スタジアムで負けており油断はできない相手です。昨年、チョウ前監督のパワハラ問題で揺れ、今季は引き継いだ浮島監督が率いています。

戦術的にはチョウ監督時代の3バックを継続している模様です。3バックは一般に、両アウトサイドを使った攻撃を見せるのが売り物ですが、湘南の場合はサイドのDFが入れ替わって上がってくることがあります。そういう、相手の攻撃の的が絞りにくいところを生かして、相手の隙をうかがうのが湘南スタイルと呼ばれる所以です。

浦和との対戦は開幕戦でした。ちょうど、コロナでリーグ戦が中断になる前の試合で、2月という遠い過去の試合です。その試合は3-2で浦和が勝利していますが、オープンな打ち合いのサッカーを制しての勝利のように記憶しています。その当時とは、浦和も湘南もメンバーも戦術的な完成度もすべて違うと思われます。

浦和は、ACL出場の可能性が前節の鹿島戦の敗戦で完全に消滅しました。内容的にも完敗の試合で、チーム内に与えたショックは大きかったと思われます。その試合から、2週間空いていることが立て直しの時間に充てられたとすれば少しは救いがありますが、大槻監督の交代も決定しており残り3試合をどういう目的に使うかは微妙です。

それでも、前回のホーム戦だったG大阪戦には、コロナ禍の後では最大の2万人以上の観客が入りました。浦和というチームは多くのサポーターが注目するチームなので、情けない試合は許されません。それを心の拠り所として、浦和の選手であることの誇りを持って、来季につながるような好内容の試合を見たいものです。