昨日、浦和MFマルティノスが契約満了で今季限りで退団すると公式発表がありました。2018年に横浜FMから加入して、右MFの有力候補と言われながら昨年までは不本意な年が続きました。今年、ようやく横浜FM時代のいいときの彼のプレーを見せてくれましたが、惜しむらくはもう少しこの好調が早く来ていれば契約延長もあったかもしれません。
マルティノスはカリブ海の島国、キュラソー島の出身で、プロになるために本国オランダのヘーレンフェーンで若い時期を過ごし、その後はプロとして契約してくれるならばと、ハンガリーやルーマニアでもプレーした苦労人です。横浜FMではスピード型の右MFとして活躍し、守備に不安はあるもののトップスピードに乗ったときは相手をちぎれる能力がありました。
浦和加入の2018年は、堀監督時代です。当時の堀監督の戦術は4-1-4-1で、両サイドのウイングを生かしたい堀監督のシステムで右MFと期待されましたが、有効なプレーを見せることはできず、堀監督の途中解任の原因を作ってしまいました。その後は大槻代理監督を経て、3-5-2のオリベイラ監督が就任したことで、守備の不安からアウトサイドで起用できないマルティノスは出番を大きく減らすことになります。
マルティノスは途中出場で、カウンター要員として走らせるとその高い身体能力を見せてくれましたが、大槻監督が再度就任し3-6-1となった後もその守備意識の低さがネックになり、起用は限定的でした。もちろん、1トップなど本来のポジションでない出番もあったので、彼だけの責任ではなかった面もあります。
今季は、キャンプから意欲的に練習をこなしており、大槻監督も評価していました。今季の大槻監督のシステムの4-4-2で、久しぶりに得意な右MFというポジションがあるので、そこをものにしようと努力しました。あれほど苦手だった守備もボランチのラインまで降りてこなしており、もう少し早くこれができていればと惜しまれます。
来季の所属チームは日本ではないかもしれません。それでも、英語は堪能で世界のどこでも適応できるだけのタフさは持っています。彼なら、どこか遠い外国に行っても成功できると思います。彼のサッカー人生が、これからも良いものであることを願わずにはいられません。
マルティノスはカリブ海の島国、キュラソー島の出身で、プロになるために本国オランダのヘーレンフェーンで若い時期を過ごし、その後はプロとして契約してくれるならばと、ハンガリーやルーマニアでもプレーした苦労人です。横浜FMではスピード型の右MFとして活躍し、守備に不安はあるもののトップスピードに乗ったときは相手をちぎれる能力がありました。
浦和加入の2018年は、堀監督時代です。当時の堀監督の戦術は4-1-4-1で、両サイドのウイングを生かしたい堀監督のシステムで右MFと期待されましたが、有効なプレーを見せることはできず、堀監督の途中解任の原因を作ってしまいました。その後は大槻代理監督を経て、3-5-2のオリベイラ監督が就任したことで、守備の不安からアウトサイドで起用できないマルティノスは出番を大きく減らすことになります。
マルティノスは途中出場で、カウンター要員として走らせるとその高い身体能力を見せてくれましたが、大槻監督が再度就任し3-6-1となった後もその守備意識の低さがネックになり、起用は限定的でした。もちろん、1トップなど本来のポジションでない出番もあったので、彼だけの責任ではなかった面もあります。
今季は、キャンプから意欲的に練習をこなしており、大槻監督も評価していました。今季の大槻監督のシステムの4-4-2で、久しぶりに得意な右MFというポジションがあるので、そこをものにしようと努力しました。あれほど苦手だった守備もボランチのラインまで降りてこなしており、もう少し早くこれができていればと惜しまれます。
来季の所属チームは日本ではないかもしれません。それでも、英語は堪能で世界のどこでも適応できるだけのタフさは持っています。彼なら、どこか遠い外国に行っても成功できると思います。彼のサッカー人生が、これからも良いものであることを願わずにはいられません。