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岩尾投入で変わる(6/1天皇杯浦和対福島)

2022-06-01 22:25:58 | 浦和レッズ
今日の天皇杯2回戦、浦和対J3福島ユナイテッドは、1-0で浦和の辛勝に終わりました。辛勝でも勝てばいいのが天皇杯ですが、得点力不足が悩みの種の浦和が、前線の組織がかみ合わず苦しんでいる様子はありありとしていました。ゴール前でパスが合わない、CKが狙った位置に蹴れないなど、ベストメンバーを並べているはずの浦和が、J3相手の試合でも苦戦していました。

もっとも、福島の攻めは比較的落ち着いて浦和が「回収」できました。5-4-1で自陣に引いて浦和の攻撃を止めに行っている福島は、どうしても1トップの高橋にフォローに行ける選手が足りませんでした。高橋がポストプレーできたときに、福島の選手が上がる場面はありましたが、前半の福島はシュート0本に終わります。ボランチの伊藤敦樹と平野のところで、抜かれれば決定的になりますが、そういう形は皆無でした。

それでも点が取れなければ、この試合はトーナメント戦なのでどうしても決着をつけなければならない試合なので、延長戦やPK戦があります。どうにかして、点を取る展開に持ち込む必要があった浦和が、後半頭に打った交代がこの試合を変えました。平野out岩尾inでした。岩尾は少し下がり気味の位置でボールを受けて散らすのが売り物のボランチで、この岩尾からサイドに張っていたモーベルグに正確なロングボールが通りました。

前半、ボールがあまり来ないで機能していなかったモーベルグにとっては待望のパスで、ここからの展開で明本のミドルシュートがゴールとなって、浦和は後半の立ち上がりといういい時間で先制点を得ておけました。岩尾はシャルクに絶妙なスルーパスも通していますが、これはシャルクがシュートを相手GK山本に当ててノーゴールに終わりました。

ロドリゲス監督は、両サイドのMFをモーベルグとシャルクから、若手の大久保と松崎に代えてきました。この交代は効果がありました。若手らしく、はつらつと相手DFに仕掛ける動きで前線で時間を使えました。浦和はCKを何本も取りますが、相手も浦和のターゲットが岩波とショルツしかないのは研究済みで、そこに長身DFを張らせて浦和のCKは封じられました。

最後は福島も攻めに出て、アーリークロスがFWに合う決定機もありましたが、GK西川が止めました。何とか、1-0でこのゲームを逃げ切った浦和は、最低限の結果を出すことはできました。格下相手の1-0では、決定力不足の解決とまでは行かないですが、連戦続きだったチームがようやく少し休めます。この休みが明けたら、チーム練習で攻撃の組織を、もう少し整理することを期待したいです。
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