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名古屋戦マニアック分析

2022-06-21 22:20:56 | 浦和レッズ
名古屋はFWの石田を下げて、トップ下タイプの阿部を投入したことで、前線はマテウスの1トップにしてきました。この布陣の意図はマテウスの個人技で何とかして欲しいと、浦和のDFに単騎で仕掛ける狙いでした。一人、守備的な選手をマンツーマンでつければ消せそうにも思えましたが、ロドリゲス監督はそういう手は使わない監督で、CB2枚とアンカーの岩尾の連携で対応しました。

もっとも、マテウスは前半途中で一枚イエローカードをもらっているので、あまり強引には行けない事情もありました。そのため、後半もボールを握ってゲームを優位に進めたのは浦和の方でした。名古屋はボランチのベテラン、レオシルバのところが頼りで、彼が未だに衰えぬテクニックで浦和の攻めを回収していたことで、浦和にも決定機はあまり訪れない膠着状態になります。

浦和が打った交代の手は、ボランチの伊藤敦樹と左SBの大畑を下げて、シャルクを1トップに、柴戸をボランチに入れてくるものでした。空いた左SBには、FWの明本が回りました。FWで、スルーパスを何度も追いかけていて、突然左SBに入れと言われて対応できるのは、明本が持っている驚異的な体力があるからです。「本来はあり得ない」と浦和担当記者も語ります。

この日は、これまでは決定力不足の一つの要因と言われていた、トップ下の江坂がボールを引き出していました。54分にはGK西川がロングボールで江坂を走らせるロングカウンターを狙うなど、この日は江坂が動けていたことも浦和の勝因の一つでした。もっとも、後半の浦和はゴールが遠く、後半ロスタイムに松崎が放ったシュートはポストを叩き、詰めていたシャルクもこれを外しました。こういうものを決めておくことは課題として残りました。

それでも、前半で相手を出し抜いたセットプレーの練習の成果と、岩尾のキックの精度が効いて、浦和はこの試合を3-0で勝ち切りました。この節では、下位の磐田や清水、湘南が勝利したことで降格圏の湘南に差をつけることはできませんでしたが、それでも中位は混戦になっており、次の神戸戦を勝てば最高で9位も狙えます。まずはあと2勝して、勝ちと負けの数を同じにして、そこから少しずつ勝ち越していければ、おのずと降格圏は遠くなるでしょう。

























































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