貫いた「縦の攻め」(3/31柏対浦和)

昨日の浦和のアウェイ柏戦は、3-0で浦和の勝利に終わりました。もっとも、内容はそこまでの差はなかった印象で、序盤は柏がゲームプラン通りに試合を運んでいました。柏は中盤に降りてきてさばく、FW興梠のところを取り所と見ており、そこで人数をかけて、前線にいる「フィジカルモンスター」フロートのところに合わせたいという狙いは伝わってきました。

それでも浦和が勝てた理由として、スコルジャ監督が進めている縦のサッカーが機能したことが挙げられます。前半の終了間際にようやくペースをつかんだ浦和は、明本が起点になって関根の突破を引き出し、折り返しを興梠が得意なシュートフェイントでうまく相手を釣るゴールで先制点を得ることができました。フロートのフィジカルは、浦和ではフィジカルの強い方であるホイブラーテンが吹っ飛ばされるほどで脅威でもありました。

もっとも、この試合で差がついた理由に、フロートが途中から運動量が落ちてゲームから消えたのもあります。もちろん、代わりに出てくるのはU-22日本代表細谷ではあるのですが、このFWが機能しなかったことで、柏の後半の攻勢が落ちたのはあります。次第に浦和が縦の攻めでチャンスを作り始め、定番の交代で興梠に代わってリンセンが入り、小泉と関根に代わって安居とシャルクが入ります。

今季初出場と出番に飢えていた、このシャルクが、このゲームを動かした要因になりました。浦和の右からのパスが、リンセンとシャルクの縦の走り込みで柏DFがクリアミスをしました。それがシャルクの足元に入って、このゲームでは決定的となった2点目が浦和に入ることになりました。シャルクは昨年、スイスリーグから移籍もなかなかチャンスをつかめないでいましたが、このゴールが何か将来を変えることになるかもしれません。

シャルクは3点目のアシストもしました。左サイドで受けたシャルクのクロスを、明本が後ろ向きで放つ難しいボレーシュートを決めて3-0としました。これが効いて予想外の差がついたゲームになりました。柏は3-5-2だったこともあって、追う展開になると両アウトサイドを上げて勝負せざるを得ないので、サイドにスペースがあったこともこの3点目の要因だったことでしょう。

これで、2位の名古屋との対戦の前に勢いをつけておくことには成功しました。連敗スタートでやきもきさせた浦和も、気が付けば4連勝で3位です。次の名古屋戦は、前半戦での一つの天王山になりそうで、楽しみにしています。

ムラサキハナナ

過去に森林公園で撮ってきた写真です。森林公園では雑草扱いで特に保護などはされていない様子の、この紫の花を見ました。名前がわからなかったらそのままお蔵入りだったかもしれませんが、この花には「ムラサキハナナ」という素敵な名前がついていました。ナということは、「菜」なんでしょうか。

東海道新幹線

会社のイベントで、汐留にあるロイヤルパークホテルの25階にある宴会場に行ってきました。ここは眺めが良く、写真のように上空からの鉄道写真を撮ることが可能でした。変人扱いされないよう、粘ったのは数分ですが、思惑通り東海道新幹線N700系の写真を撮ることができました。