後半、一人多い浦和は、確実にボールをつなぎ、DFラインでのミスに気を付けながらセーフティリードとも言える1点を取りに行きたいところです。両SBの明本と荻原はほぼMFの位置にいて、サイドから崩したいですが、札幌の粘りに苦しみます。何度かCKのチャンスを得ても、最後のシュートが札幌の5バックの網にかかり枠へ飛ばない展開です。
その均衡は意外な形で破れました。相手パスをカットしたDFショルツが、サイドにいた関根にパスを出します。ここまでならよくある展開ですが、札幌DFにマークされていないショルツが自ら上がってきました。これには札幌も意表を突かれ、フリーだったショルツにパスが出て、ショルツは確実に合わせてゴールに流し込み、浦和が1点を先制します。
それからはあまりにもいろんなことが起こりました。70分、伊藤敦樹の縦パスが興梠に合わなかったものの、走り込んでいた関根に合い、関根はGKク・ソンユンを抜いてゴールに流し込みますが、これはVARの結果オフサイドがあったことでノーゴールになります。この日はVARの介入が非常に多かった試合で、最終的にはロスタイムが10分という異例の展開になります。
76分には、途中出場だったカンテが、エリア外に出ていた相手GKの足を故意に踏んでいたという判定で退場になります。数的優位を失った浦和は、これで札幌の反撃を許すことになります。もっとも、退場になったのがFWのカンテだったので、DFラインはそのままで4-4-1で我慢できます。ショルツがギリギリでクリアし、CKを取るなど札幌も最後の意地を見せます。
決定的な点になったのは浦和の2点目でした。興梠がシュートを放った場面で、VARの介入の結果、札幌DFにハンドがあったという判定になりPKになります。過去には手に当たっただけなら主審が「故意でない」と判定すればPKは取らない時代もありましたが、今はちょっとでも触れば、VARで厳しくPKを取る時代です。このPKは興梠が蹴り、GKの逆に蹴り込んで2-0とします。
札幌も個人技で持ち込んだ左アウトサイド菅のゴールで1点を返し意地を見せましたが、モーベルグのクロスのオウンゴールで3点目を入れた浦和が、最後にはホイブラーテンにもゴールが出て、4-1でこのゲームを勝ち切ります。5-3-1で自陣にブロックを引く札幌の戦術が、最後まで粘り切れなかったことが、この大差がついた要因でした。興梠のスピードで、裏を取るプレーで相手が退場したことが、結果的には大きかった試合でした。
その均衡は意外な形で破れました。相手パスをカットしたDFショルツが、サイドにいた関根にパスを出します。ここまでならよくある展開ですが、札幌DFにマークされていないショルツが自ら上がってきました。これには札幌も意表を突かれ、フリーだったショルツにパスが出て、ショルツは確実に合わせてゴールに流し込み、浦和が1点を先制します。
それからはあまりにもいろんなことが起こりました。70分、伊藤敦樹の縦パスが興梠に合わなかったものの、走り込んでいた関根に合い、関根はGKク・ソンユンを抜いてゴールに流し込みますが、これはVARの結果オフサイドがあったことでノーゴールになります。この日はVARの介入が非常に多かった試合で、最終的にはロスタイムが10分という異例の展開になります。
76分には、途中出場だったカンテが、エリア外に出ていた相手GKの足を故意に踏んでいたという判定で退場になります。数的優位を失った浦和は、これで札幌の反撃を許すことになります。もっとも、退場になったのがFWのカンテだったので、DFラインはそのままで4-4-1で我慢できます。ショルツがギリギリでクリアし、CKを取るなど札幌も最後の意地を見せます。
決定的な点になったのは浦和の2点目でした。興梠がシュートを放った場面で、VARの介入の結果、札幌DFにハンドがあったという判定になりPKになります。過去には手に当たっただけなら主審が「故意でない」と判定すればPKは取らない時代もありましたが、今はちょっとでも触れば、VARで厳しくPKを取る時代です。このPKは興梠が蹴り、GKの逆に蹴り込んで2-0とします。
札幌も個人技で持ち込んだ左アウトサイド菅のゴールで1点を返し意地を見せましたが、モーベルグのクロスのオウンゴールで3点目を入れた浦和が、最後にはホイブラーテンにもゴールが出て、4-1でこのゲームを勝ち切ります。5-3-1で自陣にブロックを引く札幌の戦術が、最後まで粘り切れなかったことが、この大差がついた要因でした。興梠のスピードで、裏を取るプレーで相手が退場したことが、結果的には大きかった試合でした。