Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

小久保裕紀2000本安打

2012-07-05 18:53:39 | 他スポーツ
今日は急に暑くなった体にこたえる日で、自分の歩くスピードの遅さに呆れながら、「今日は早く寝よう」と思うあまり良くない日です。鳥栖戦のプレビュー記事は明日に回し、今日は穴埋めネタで野球からソフトバンクの内野手、小久保裕紀選手の2000本安打を取り上げます。

小久保は和歌山の出身で高校時代は投手でした。日刊スポーツのドラフト候補のリストにも載っていましたが、青学大に進学して大学No.1内野手になったのですから、進学の判断は正しかったでしょう。

そんな彼がなぜドラフト2位?と当時のルールを知らなければ思うはずです。当時は現在は廃止された逆指名ドラフトというルールがあり、逆指名して1位か2位で指名されれば他球団は手を出せないルールでした。

小久保は他の選手を1位で指名したダイエーの誠意のなさより、日本史上初の開閉式屋根の福岡ドームを作って新しい球団を作ろうとしていた球団の理念に賛同したと思われ、大学No.1野手としては屈辱的と言えなくもないドラフト2位をあえて受け入れます。

同世代の松中は一軍定着に苦労しましたが、小久保は入団1年目のハワイ・ウィンターリーグの活躍が王監督に認められ、比較的順調に一軍定着します。小久保と聞いて思い出すのは「福岡ドームを克服した男」というイメージです。

福岡ドームは外野フェンスの距離が遠く、高さも相当あるので、このスタジアムで日本人が30本ホームランを打つのは無理というのができた頃の評判でした。西武時代は40本塁打を打っていた秋山現ソフトバンク監督も、この福岡ドームを見てヒットを狙いに行ったので、ソフトバンクのファンは秋山がホームランバッターだったイメージはないはずです。

しかし、小久保、城島、松中の3人は福岡ドームの広さを恐れず意欲的にホームランを打ちにいきました。小久保にホームランバッターの印象が強いのはこの頃のイメージがあるためです。

大卒で2000本安打を打つには40歳近くまで現役でないと難しいです。小久保は2003年にオープン戦の負傷でシーズンを棒に振る苦労もしています。ただ、2000本安打のような積み重ねの記録は1年くらい不振でも置いてくれる球団の誠意も要ります。ダイエーに逆指名までして入った小久保には球団もよくしてくれたのもこの記録の要因かもしれません。
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親日クラブできる(VVVフェンロ)

2012-07-04 18:35:31 | ワールドサッカー
昨日、元磐田MFの藤田俊哉氏の引退会見がありました。MFでありながら通算得点三桁と、FWだった元浦和の福田も上回る得点数は快挙だと思います。昨年限りで千葉を戦力外になっていて、今年は所属チームがなく、この時期に引退会見を開いたのは現役続行にこだわったからだと思っていました。

しかし、彼の引退会見で出た言葉は日本人史上初の欧州クラブの監督をやりたいという壮大な夢でした。受け入れ先も決まっていて、本田圭佑、吉田、カレンと日本人を多く受け入れてきたVVVフェンロでした。まずは下部組織の指導者からスタートして、いつかはトップチームの監督を目指すつもりのようです。

多分、引退会見が遅れたのはフェンロとの交渉や藤田本人がオランダ語で指導ができるレベルまで語学力を向上させるなどいろんな準備があったからだと思います。藤田は現役時代に半年間オランダのユトレヒトでプレーした経験があるので、オランダ語は初めてではありませんが、下部組織の指導者に通訳をつけることはあり得ないので、オランダ語で指導ができるレベルに持っていったのは相当の努力があったでしょう。

この藤田の挑戦は別の意味でも価値があります。VVVフェンロが日本に好意的なクラブになってくれたことです。残念ながら、フェンロの実力は残留争いが手一杯ですが、海外移籍のステップにフェンロを選ぶ日本人はこれからも出るでしょう。

こういうチームが一つでもあれば、代表が遠征したときにグラウンドを貸してくれたり、逆にフェンロからJリーグに来る選手も出るかもしれません。本田圭佑が2部時代にリーグMVPを取るほどの活躍で1部に戻してくれたことが、こういう形で返ってくるとは思いませんでした。

欧州クラブと日本の関係は今まではJリーグのチームがお金を払って契約を結び、契約が切れたらさよならという関係ばかりでした。今回のフェンロは提携うんぬんは関係なく、自主的に藤田を受け入れた可能性が高く、日本のサッカーはこういうところから発展するかもしれないと期待しています。
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五輪代表発表

2012-07-03 18:48:20 | ワールドサッカー
昨日、ロンドン五輪に挑む男女の代表チーム18人の発表がありました。まずはメダル候補のなでしこから話すと、コンディションを理由に沢を外せば日本中で話題になるかもしれないと思っていましたが、たとえベンチでも連れていく価値はある選手です。

ただ、今回の代表は前の選手を多く選んでいて、沢のような後ろのポジションの選手は足りません。沢にはフル出場に近い活躍が期待されていますし、それができなければ日本の金メダルはあり得ないという考えなのでしょう。

ただ、もしCBやボランチに負傷者が出ると、控えは田中明日菜と矢野しかいません。特に負傷明けの岩清水がフル出場に近い出来が無理だと相当厳しくなります。男子と比べると女子サッカーは試合中の負傷は少ない方ですが、今回のメンバーは佐々木監督の賭けも入っていると思います。

男子は浦和から選ばれる可能性があった浜田、原口は落選しました。やはり五輪代表まで来れば所属チームでポジションを獲得していることは条件だと思います。浜田は試合に出ていませんし、原口はポポの負傷でスタメンは確保していますが点はあまり取っておらず、得点を量産している永井と比べると劣ります。

オーバーエージは徳永(FC東京)と吉田(VVVフェンロ)に決まりました。A代表でもレギュラーの吉田にはCBでリーダーシップを期待されていると思います。ザッケローニがA代表のメンバーには可能な限り休養をという方針で香川真司を外した中、あえて吉田を選んだのですから、期待は大きいと思います。

徳永に関しては、18人という登録人数の少なさを考慮して右SB、CB、ボランチ(左SBもできるかもしれませんが見たことがありません)と複数のポジションをこなす徳永の選出はいいところに関塚監督が目をつけたと思います。CBでの出場を予想していますが、岡田ジャパン時代のベネズエラ戦で相手左SBに置き去りにされて代表を外されたリベンジのチャンスがようやくやってきました。

五輪代表の男子サッカーなら、有力クラブのスカウトが見ているかもしれません。ここでアピールに成功すれば後輩長友のような成功もあり得ない話ではなく、チャンスだと本人が意気込んでプレーしてくれることを期待したいです。
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稲尾記念日

2012-07-02 18:49:21 | 他スポーツ
昨日の西武ドームでの西武対日本ハムは、稲尾元投手の背番号24を永久欠番にする記念試合で、西武の全員が当時の西鉄ライオンズの背番号24のユニフォームで試合をするという日でした。普段、背番号で選手を見分けているファンにとっては誰が誰だかわからなくなりますが、こういうときこそバッティングフォームや顔の特徴を見分けようとするので、いいきっかけかもしれません。

こういう試みはメジャーリーグではたまにあり、史上初のアフリカ系メジャーリーガーのジャッキー・ロビンソンの偉業を称える際、同じようなことをしています。古いユニフォームの復刻版も今や全球団に広まり珍しくはなくなりました。

稲尾さん自身は亡くなっていますが、今年は生誕75周年ということで、彼の娘を西武ドームに招待して始球式をやってもらいました。イチローが最多安打記録を更新したとき、それまでの記録保持者の孫が招待されたこともあり、家族を呼ぶのはアメリカにもあるようです。

稲尾投手は、西鉄ライオンズ黄金時代のエースで、シーズン42勝という現代のプロ野球では更新不可能な記録を持っています。20勝は当たり前で、30勝も2度記録して鉄腕と呼ばれました。日本シリーズで巨人に3連敗してから、4連勝で逆転で日本一になったときは「神様、仏様、稲尾様」と呼ばれたほどです。

また、評価できるのは生涯防御率が1点台という事実です。今の選手に例えれば毎年沢村賞候補の常連だったダルビッシュ並みの成績で、たぶん稲尾が全盛期に行けばメジャーリーグでも通用したと思います。

ただ、当時のプロ野球は「優勝するにはエースを一人潰さないといけない」と言われた投手受難の時代でした。金田のように平然と通り抜けて400勝まで行ったのは例外で、稲尾も投げすぎが投手寿命を縮めた一人です。

正直、西武の24番は黄金時代に2番を打った平野謙選手のイメージが今でもあり、なぜ今さら永久欠番?という印象はあります。稲尾さんが生きているうちにやってくれればという残念な気持ちもあります。

ただ、稲尾の名前をライオンズは忘れていないというアピールにはなったのは確かです。100球投げれば100球ストライクを取れた名投手の名前は西武ドームの屋根に刻まれます。私はリアルタイムでは見ていませんが、稲尾のことは語れる相手さえいれば語り継いでいきたいです。
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引くのが早すぎた(6/30C大阪対浦和)

2012-07-01 09:48:54 | 浦和レッズ
昨日のC大阪戦、勝ち点3を目前にしながら同点ゴールを叩き込まれての引き分け、残念で仕方ありません。ただ、もちろん偶然で同点にされたわけではなく、後半の浦和は一方的に押し込まれてしまいました。ミシャの戦術では、苦しくなったら5バックにしてもいいことにはなっていますが、時折カウンターを繰り出して流れを切ってしのぐのが条件です。

それがなかなかできず、GK加藤の好守頼みでは、最後に加藤がファンブルしたことは責められません。むしろ、加藤はよくやったというべきで、追加点を狙えなかった前線の方が良くなかったと思います。結果的には、デスポトビッチがフリーの決定機を外したことが致命傷になってしまいました。これなら、原口を替えない方が良かったと言われても仕方ありません。

確かに、原口は1トップでキープするのはあまり得意ではないことはプレーを見ていればわかります。相手を背負ってキープする際に、相手DFにフィジカルで潰されてしまうので、ここに体の強さのあるデスポトビッチを途中から出そうかとミシャが思う気持ちもわからないことはありません。

しかし、デスポトビッチは決してうまい選手ではありません。確かに、昨年原発事故で揺れた日本にあえて勝負したいと来てくれた心意気は評価したいですが、スペイン2部で18ゴールという一昨年の成績がベストリザルトということを考えると、多くは望めないのは確かです。結果的にはこのデスポトビッチの起用は完全に裏目で、使ったミシャも悪いということになります。

ポポが足の小指の骨折でしばらく離脱していることを考えると、1トップは足りないタイミングではありますが、見に行った弟の情報では1ゴール1アシストのナビスコ杯広島戦でもデスポトビッチは周りとあまり合っていなかったようです。デスポトビッチの契約がいつまで残っているかわかりませんが、もし6月で切れるなら延長しない選択肢があってもおかしくはありません。

もともと、アジア枠を含む4人の外国人枠がDF一人、1トップ2シャドー三人というのはバランスが悪いのは確かで、もしデスポトビッチとの契約を延長しないなら、中盤に外国人を置く手もあります。ブラジルあたりを粘り強く探せば、カルリーニョス(大宮)のようなうまい選手を見つけて来られる可能性だってあるはずです。
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