自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

健康「いろはガルタ」  《ぬ》

2008-04-11 23:56:08 | Weblog
   《ぬ》 抜き足差し足忍び足・・・下山時は音を立てず、お静かに・・・・

 久しぶりに山の話題です。中高年登山者は「昇りは良い良い、下りが恐い」という方が多く、
膝が笑ったり、痛んだり、疲労で転倒したり、昇りよりも下りに問題ありです。

 特に私のように一度ならず膝を痛めてしまうと、いくら自力整体で毎日ケアしていても
オーバーユースには勝てません。その時の体調にもよりますが、無理をすると膝に来ます。
一日の行動を7時間以内に計画するとか、下山時は30分おきにケアするなどの対策が必要です。

以下は私が実践している「下山の手引き」です。
1.下半身への衝撃を最小にするため、そ~っと下る。
  下りで楽だから!と言って、気楽にドスドス歩くとてきめんに膝に響きます。
  着地した足の音が聞こえないように、抜き足差し足・・・・歩幅も小さくします。

2.30分毎にリュックを下ろし、きちんとケアする。自力整体の「踏み込み、スクワット、
  足ツボ刺激<血海、漏谷、足の三里など>、膝こすり」、ふくらはぎのストレッチなどで
  疲労物質を追い出し、気を通し、巡りを良くする。

3.これだけやっていても膝や鼠径部が痛み始めることがあります。
  そういう時は荷物を下ろして身軽になって、立ち木などにつかまり、足を色々な方向へ
  エイっ!エイっ!と蹴り出して、もつれている筋に刺激を与えると結構効果があります。

4.それでも駄目なときは、一昨日書いた「腸腰筋ほぐし」をします。ペットボトルか
  タオルを丸めたもので直径6~7cmの筒を用意し、鼠径部に当ててしゃがみ、
  腰を揺らして鼠径部をマッサージします。流れが良くなって治る場合があります。

5.痛み具合、疲労具合によっては、何をやっても痛みが治まらない場合もあります。
  こういう時は、仕方ないですから、痛みに耐えながら時間をかけて下りるしかありません。
  かといってグズグズしている間に暗くなり、疲労困憊すると、遭難に直結です。
  余裕のある行程管理・リュックの重量管理・十分な睡眠などの心がけが必要です。

6.最期に一番大事なこと・・・なんと言っても、「普段のケア」に尽きるのです。

  中高年の身体は長年の酷使で<前後、左右、内外に骨盤が歪んでいる>可能性が大です。
  詳しくは「いきいき歩き」の本に書きましたが、大きなフレームが歪んだままの登山は
  華奢な関節(膝)の故障に直結します。日々、脱力しながら、骨盤を調整し、
  老廃物(贅肉やむくみ)のない身体つくりを心がけることです。
コメント
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