著者は巨額を投じて、さまざまなダイエットに挑戦し、結果を検証しています。
最後の章は、調理法です。
P.291 ゆでれば「薬」になり、あぶれば「毒」になる
P.292 食品の(特にタンパク質と脂肪の)調理法が
体の炎症の程度についてどれほど大きな役割を担っていたかが、
痛いほど明白になった。
あぶった肉は、喫煙と同程度のダメージを生む
うぅ~む。このセンセーショナルなるなフレーズは最近見たな~~
と、考えたら、やっぱりアメリカ人でIT業界のトム・ラス氏の本、
「座らない」の中に合った言葉。
座るのは喫煙より体に悪い
(私のブログの5/9に載せています。)
つまり、「喫煙がどれほど体に悪いか」ということは常識で、
座ったり、あぶった食べ物を食べることは、フツーの人には
「そんな目くじらを立てるほどのことじゃない」
けど「本当は、とっても悪いことなんだよ」
ということの強調形なのです。
その理由は、
P.292 肉を燻製にしたり炒めたりグリルしたりするとき、
2つの発がん性物質「複素環アミン」と「多環芳香族炭化水素」が生成される。
「複素環アミン」はアミノ酸と糖とクレアチンが高温で反応する際に生じる。
「多環芳香族炭化水素」は
肉の脂肪と肉汁が直火で焼かれるときにできて、肉の表面に付着する。
「多環芳香族炭化水素」の他の2つの供給源は、
車の排気ガスとタバコの煙である。
そう、肉をあぶるのは、喫煙と同じくらい体にダメージを与えるのだ!
もう、焼き肉屋さんが真っ青になるような情報ですが、
これに反応するのは、私やナビ仲間の<健康オタク>の女性たちだけで、
殆どの主婦や、殆ど全ての男性は、言うと思います。
「そんな科学的データは見たことないよ!」
「嘘に決まってる!」
「本当に体にダメージを与えるなら、厚労省が何か言うだろう」
「フツーの焼肉レストランがフツーに営業しているんだから・・・」
ここで、いつもの私のスタンスを繰り返します。
1.厚労省、食品衛生に関するお役所、業界発表は、信じない。(=疑ってかかる)
2.お呼ばれで、BBQの席についたら、なるべく少量の肉を皿に取り、
それを調味料にして山盛りの生野菜を食べる。
3.サンマの塩焼きとか、焼きおにぎりのオコゲが、同じ理由で危ないの?
という視点は持っていますが、日本古来(?)の美味しい食べ方のものは、
殆ど気にせず食べています。
4.お気楽なヒトたちは、「エビデンスが出るまでは、信じなくてイイんじゃない?」
と考えるようですが、
私たち、女性の慎重派は、
「危ないと言われたら、自分でよ~~く考えて、
その食品、ないし食べ方が、自分の生活に重要かどうかで判断。
重要でなければ、疑わしきは、遠ざける!」