
P.172 (一回目の山伏修行をしたとき)
最初の頃は筋トレで鍛えた体にものをいわせて、
筋力で山を駆け回っていました。
冷たい雨に打たれても、我慢大会のような感じで挑んでいたのです。
(中略)ところが、あるとき「あるがままの自分でいいのだ」と気づき、
肩の力を抜いて自然と共に過ごすようになりました。
(中略)(それ以前は)「力を出したり、速く走るには
筋肉を鍛えなければいけない」と考えていたのが、
先輩の山伏の方々の動きを見て、そうではないことに気が付いたのです。
山を駆け降りる際、先輩たちは両手両足を総動員しながら
一気に駆け降りていくのです・・・・
P.175 山を長く歩いていると、疲れたり体のどこかを痛めることがあります。
しかし、山の中ですから医者にみてもらうわけにはいきません。
そこでどうするか。
山伏は長い経験から生まれた知恵で乗り切るのです。例えば、
P.176 整体のような技で腰痛や膝の痛みを和らげたり、
疲れをためないように体を使いこなします。
(中略)アップダウンのある山を歩くとき、
山伏は疲れないように歩幅を変えたり、足のつま先の向きを
しばしば変えます。
同じ歩き方を続けていると、
すぐに疲れてしまうことを熟知しているのです。
登山の下りで左膝を傷めた私としては、この項は、とても参考になりました。
この数日、散歩や洗足池の桜山で色々な歩き方を試していますが、
とてもイイ感じです。