藤田氏の著書(論調)は常に(またか!と思う程)
「清潔過ぎはダメ。色々な腸内細菌が人間を強くする。」
そのことを証明するために、
<普通のヒトがやらないこと>(自分でサナダムシを体内に飼ったり・・・)
に挑戦されています。
「我が意を得たり!」と思うことが多く、楽しく読んできました。
今回も、目次だけ眺めても、
1.下に落ちた物を食べる健康法
2.お尻から出るスゴイヤツが病気を治す!?
3.健康・長寿もシモ次第
4.デキる大人はパンツが赤い
5.ホルモンを「枯らさず、増やさず」の極意
6.「健康寿命」を延ばす、シモの鍛え方
終章 人生は「下」に支えられて
という<ぶっ飛び>ぶり。
今日ご紹介するのは第一章の「下に落ちた物」の話
つまり、「無菌状態で育った現代っ子たちには、
腸を守る役目をしてくれる腸内細菌が足りなくて、
腸は粘膜を正常に作れなくなり、穴が開いてしまう」そうです。
( Leaky gut syndrome)
P.28 特に大切なのは、1歳未満の赤ちゃんの時期には、
積極的に善玉菌、チョイ悪菌を問わず、
細菌を体内に取り入れることです。
P.29 また、腸内細菌や腸粘膜を傷めつけるようなことをしてはいけません。
抗生物質や食品添加物、化学物質などは、
やみくもに腸に入れてはいけないのです。
離乳食を早めに与えるのもいけません。
生まれたばかりの赤ちゃんの腸はまだ未発達で、
リーキーガットの状態にあるからです。
生後1年間、多種多様な細菌を腸に取り込み、
腸内細菌をいかに豊かに育んだかによって、
生涯の健康状態の礎が決定づけられるのです。
ふむ。だから我が家の3人の息子たちは、アレルギー知らずで、
健康なのだ・・・・と、納得です。
何しろ、産休明け(昔は6週間とか8週間で復職したのです!)保育園では、
広い和室(畳の古い木造民家)を這いまわり、
縁側から自由に外に出て、砂遊びや水遊びに興じ、
泥だらけのスコップやバケツの氷を舐めていたのです。
抗菌グッズ、化学物質や抗生物質に晒されながら育つ現代っ子の
将来・老後は、どうなっていくのでしょうね。