
その昔、ISASに勤めていた頃は、趣味の学芸会をやっていました。
子育てと仕事の合間に書き溜めた夢物語を、演出者なしで、
周囲にいた<ちょっと音楽や劇が好きそうな学生さんや秘書仲間>に
A4の原稿を渡し、「私が合図した時に、そこを読んでくれればOKよ」
出演者も入れ替わり立ち代わり。当日初めて顔合わせなどという無茶も。
でも、今は違います。
元セミプロの演出者と現役ボイストレーナーと、音楽技術担当の夫の
4人(←スタッフ)で相談を重ね、創り上げています。
熟年といえども、、、、ではなく、熟年だからこそ、
様々な人生経験や各自のエスプリを活かし、練ることが可能なのです。
私がたたき台のシナリオを書き、スタッフで演出上の問題を探りながら、
最終的にはメンバー全員で読み合わせをしながら直していくのです。
この時の「産みの苦しみ」が大きいほど、
「生まれた作品」は愛おしく、思い出深いものになっています。
とは言っても、私自身は演劇素人なので、大きなことは言えません。
ただ、リタイア後の人生を楽しみ、仲間を広げていることは確かです。