p.30 なぜ女性が貧乏になるのかというと、根幹にあるのは
日本の男性中心の労働慣行です。
p.31 (中略)「女の人生、3度のすべり台」
最初のすべり台は第1子出産のとき。
p.32 次のすべり台は複雑系。
子育て問題に加え、夫の転勤や離婚など、さまざまな問題が
時にからみあい、女性を退職に追い込みます。
(中略)小1の壁、小4の壁、二人目の壁、、、、
そして最後のすべり台が介護離職!
p.39 日本の政府は内助の功を重視し、専業主婦を優遇するという
方針を進めてきました。(中略)それやこれやで日本の制度では
サラリーマンを夫とする妻が元気で働いて高収入をあげることを
常に阻害してきました。
この本が出版されてから7年も経っているというのに、
懲りない森喜朗の失言(=本音)が繰り返され、日本の女性差別の酷さが
世界に知れ渡り、笑いものになっているのです。
アスリートや善意でボランティアを目指していた人たちにはお気の毒ですが、
森氏が本音を出してくれたお陰で、やっと東京オリンピックの意義が少し
浮かび上がってきました。本当に、これを機に、少しは改革が進まねば、
先進国なんて言っていられない、お寒い現状なのです。