自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

老い方上手 5 フランスのユマニチュード   By大熊由紀子

2021-02-24 05:16:48 | 生き方


記述はデンマーク、スエーデンの高齢者福祉のあとフランスにも。
とても全部はメモできませんが、目から鱗のような大事なことばかり。
是非、多くの方に読んで欲しいです。

p.62 ユマニチュードの基本
   まず同じ目の高さで正面から見つめる。認知症の人は
   視野が狭くなっているそうです。ですから、いきなり、
   離れたまま話しかけると、いくら優しく反してもダメだそうです。

   ちゃんと、その人の視野に入っていって、その人の目をちゃんと
   見て、挨拶をしてから礼儀正しく話しかけることが大切
   それから体に触れるときも、掴むようなやり方をすると
   逮捕されるみたいな感じになるので、その触れ方も考える必要がある
   
上記のように対応すると、介護士や看護師に対して暴れまくっていた患者が
p.61 まるで魔法のように
歌を歌ったり、自分で食事をしたりすることができるようになるそうです。

こういう事実(方法)を知らなかった看護師さんが、これを見学して、
p.62 「自分たちがよかれと表していたケアの誤りがもとで、
    お年寄りが暴れる。そこで、縛ったりしていた。
    申し訳ないことをしていた」と涙を流されました。

問題は、、、、こういうことを一部の学者さんたちが広めても、
全国的な改善に繋がらないことです。
「そう言われても、、、専門知識がないし、人手が足りないし、、、
 予算がないし、時間がないし、、、」等々、限りなく理由が出てきて、
旧態依然なのが日本の実情らしいです。
だから海外から日本の高齢者福祉の視察に来る人がビックリするのです。

私たちは、自分が認知症になる前に、しっかり勉強し、
自分の「人間としての尊厳や権利」を守るための行動をとらねばなりません。

私は体操グループや教室で啓蒙活動をしていますが、今年はもう少し幅を
広げて、大熊さんが主宰されている会へのアプローチを検討中です。
(福祉と医療、現場と政策をつなぐ「えにし」ネットなど)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする