10/23にご紹介した本と同じ著者の最新作です。
スキンシップが重要な理由は、
p.19 (現代のように)価値観が目まぐるしく変わる
社会では、人は幸福を感じられないという研究結果が
ある。そうだとすれば時代に踊らされるのではなく、
自分の中にしっかりとした心の礎を持ち、つねに
そこに戻りながら社会を眺めるという視点が必要。
そのためのキーワードが身体である。
自分の呼吸や姿勢、顔の表情、皮膚などの身体の
感覚などをアンカーとして自分を理解する。
これは自分の身体につねに立ち返りつつ、身体と
つながりを持って交流することでもある。
こうして深く豊かで繊細な身体の感覚と通路を開いて
交流するようにしていると、身体はこれまでの
他者や社会からの圧力といった外側からのくびきから
解き放たれて自由に動き出し、主体性を取り戻す。
上記は少し難しい表現ですが、「難しい時代を生き抜く知恵」
と捉えて、具体的な方法をメモしておきます。
p.95~ 様々なセルフタッチ
イラスト付きで色々説明されています。
最後に、セルフケアや他者との交流で生まれるオキシトシンを
自分で増やす方法が紹介されています。
p.153~ 五感を刺激する
嗅覚、聴覚、皮膚感覚、味覚、視覚
良い香りに癒され、美しい音楽を聴き、心地よい触覚を楽しみ、
美味しいものを食べ、感動的な景色や対象を眺める・・・・
これらのことで、幸福感が増すのは当たり前のようだけれど、
現代は、これらを意識して行わないと、忘れられがち(?)
自閉症や摂食障害その他の治療に導入されている各種
マッサージが紹介され、その根拠が分かります。
私は今まで、自分の膝の故障を治すために、手当たり次第に
東西のマッサージに触れ、勉強してきました。これからは
それらを体系立てて、一般の人が自分で幸せになる方法を
模索していきたいと思います。